なんでもかんでもはむり

書きたいものだけ書く。音楽、映画、本がメイン。

今週の事々(2019_10_28〜11_04)

↓今週触れた作品のリスト↓

<音楽>

Battles『Juice B Crypts』(2019)
Beabadoobee『Space Cadet』(2019)
Big Thief『U.F.O.F.』(2019)
Big Thief『Two Hands』(2019)
Black Moon『Rise of da Moon』(2019)
The Blanko『Stimulation Paradise』(2019)
Caterina Barbieri『Ecstatic Computation』(2019)
Cortijo y Su Combo & Ismael Rivera『Cortijo en New York』(1958)
Daniel Caesar『Case Study 01』(2019)
Diät『Positive Disintegration』(2019)
EearthGang『Mirrorland』(2019)
Eric Bellinger『Saved by the Bellinger』(2019)
Faye Webster『Atlanta Millionaires Club』(2019)
Germs『(GI)』(1979)
Gnar『Fire Hazard』(2019)
Gucci Mane『Woptober II』(2019)
Hop Along『Painted Shut』(2015)
IDK『Is He Real?』(2019)
Illogic『Celestial Clockwork』(2004)
Jay Som『Everybody Works』(2017)
Jaydayoungan『Misunderstood』(2019)
Julianna Barwick『The Magic Place』(2011)
Kemba『Glida』(2019)
Kim Gordon『No Home Record』(2019)
Kraak & Smaak『Pleasure Centre』(2019)
Lana Del Rey『Norman Fucking Rockwell!』(2019)
Larry June『Out the Trunk』(2019)
Lil Tecca『We Love You Tecca』(2019)
Lucky Daye『Painted』(2019)
Marcelo Costa『Vol. 1』(2019)
Meek Mill『Dreamchasers 2』(2012)
Michael Christmas『Baggy Eyes 2』(2019)
Mighty Sparrow『Volume One』(1992)
Omara Portuondo『Buena Vista Social Club Presents: Omara Portuondo』(2000)
Post Malone『Hollywood's Bleeding』(2019)
RAYKI a.k.a. Daddy#18『Dienamite』(2019)
Ryo Kobayakawa & homare lanka『19X8 - EP』(2019)
Salami Rose Joe Louis『Zdenka 2080』(2019)
(Sandy) Alex G『DSU』(2014)
(Sandy) Alex G『House of Sugar』(2019)
South Penguin『Y』(2019)
Sturgill Simpson『Metamodern Sounds in Country Music』(2014)
Taylor Swift『Lover』(2019)
Toro Y Moi『Soul Trash』(2019)
Undergravity『Space Age Funk, Vol. 1: The Crash Landing』(2016)
Voyou『Les Bruits De La Ville』(2019)
Wilco『Ode to Joy』(2019)
Willie Colón『El Malo』(1967)
WILLOW『WILLOW』(2019)
餓鬼レンジャー『UPPER JAM』(2001)
サニーデイ・サービスサニーデイ・サービス』(1997)
星野源『Same Thing』(2019)
((( O )))『((( 1 )))』(2019)

<映画>

ANARCHY『WALKING MAN』(2019)

www.youtube.com

映画『ガリーボーイ』を見て、今や『8マイル』的な物語は全世界で通用する普遍的な価値を持ったのだと思い、本作にもだいぶ期待していたのだけれど、物語や扱っているテーマは類似しているとは言え、やはり作品の力には明確な差が生まれるのだなという当たり前すぎる事実を再確認させられた。去年の『パティ・ケイク$』も良かったし、ヒップホップものの映画は全部好きになってしまうかも、なんて思っていたけども、そんな酔いから完全に醒めてしまう作品だった。

「ヒップホップと出会い、人生が変わっていく」という物語を語るにあたって最も重要なのはもちろんその「出会い」である。それがこの映画では全然うまく描けていないと思った。ガツンとやられる瞬間がないまま、気づいたら主人公は当たり前のようにヒップホップを聴いたりクラブイベントに出かけるようになり、気づいたらラッパーを目指している。吃音症であることもあり口数が少ない主人公は終始無表情で、見ている側は感情移入が難しい。

どこまでもTVドラマみたいな画作りの映画を久々に見ると、やっぱりキツい。でもだからといってこれがテレビドラマだったら良かったのかというとそうでもない気がする。日本でヒップホップを題材にメジャー/地上波界隈がいい映画やいいドラマを作るのはもう諦めたほうがいいかもしれない。

実際のラッパーたちが登場するシーンで若手ばかり使ったのは唯一この映画で褒めたいところかも知れない。ANARCHY本人は出演せず、ライヴシーンはLeon a.k.a. Fanourakis、バトルシーンにはじょうやhMz、WILYWNKAが出演。ヤンキー役で出てたT-Pablowはちょい役もちょい役なんだけど、「本物」のオーラがあった。

あと、MCバトルのシーンの監修をWHITE JAMのGASHIMAがやってて、なんでだよ、と思った。