なんでもかんでもはむり

書きたいものだけ書く。音楽、映画、本がメイン。

今週の事々(2019_09_02〜09)

  • THE M/ALL 2019

 前後に予定があったのでトークセッションだけ参加してきました。ライヴも見たかった・・・

 「新税制を生き延びろ‼︎ 生きるためのお金の話」は今回の「サヴァイヴ」というテーマと密接に関わっている問題だし、誰もが無関係じゃない。敵は巨大、されどできることから・・・。

Moment Joonの「ここに集まっている人たちは自分たちがやってること、聞いてる音楽、生きてるところがメインストリームだと思ってほしい。こういった問題に危機感を感じてない人のほうが変。「みんなちがってみんないい」じゃない。みなさんがど真ん中。僕がやってるヒップホップが正しいと僕は思ってます」(大意)という発言に、その声の切実さに、身が引き締まる思いでした。

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6周目にセバスチャン・ベッテルがお粗末なスピンを喫し、そこから更にお粗末な復帰を試みて戦線から完全に離脱した瞬間、モンツァに集まったティフォシの視線は弱冠21歳の「新人」、シャルル・ルクレールに注がれることになった。

しかし、チームメイトという後ろ盾を失ったルクレールに対し、メルセデスはしっかりと2位、3位を走行。このモナコ生まれの青年は戦略の面で2台のメルセデスから「挟み撃ち」されることとなった。戦略も援護射撃もない中、ルクレールは一人で二人を相手に戦い抜かなければならなかった。

ルクレールはミスを犯したが、メルセデスの2台もミスを犯した。彼は最強の2台を相手に対等に渡り合った。ティフォシの歓声が追い風となり、彼のSF90をトップチェッカーへと運んでいった。

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1週間前には初めてのレースを共にしたアントワーヌ・ユベールが亡くなった。4年前には名付け親であり、最も慕った先輩ジュール・ビアンキもこの世を去った。この勝利が彼らの死を美化するわけではない。「天国で見ている」なんて話ではない。その場でルクレールの勝利を祝うはずだった2つの命だけが、そこにない。我々が愛するスポーツが、あるはずのものを奪ってしまったのだ。

だからこそ、私はこの日ルクレールが見せてくれた素晴らしい走りをたたえたい。何も帳消しにすることはできないけれど、より良い形で続けていくことはできる。我々は最善を尽くしては失敗し、改善しては学ぶ。1周1周が、1戦1戦が、1年1年がより良くなるためのチャンスなのだ。そしてこの日彼が見せてくれたのはまさに戦いの中で輝きを増していく一人の青年の姿だった。前半戦の数多くのミスを繰り返し、そのたびに大きく自分自身に絶望していた彼からは想像もできないくらいの強さ。

あの日モンツァに集まったティフォシたちはルクレールの名を忘れることはないだろう。それがスポーツにできる最も尊いことなのかもしれない。シャルル・ルクレールの物語は、ようやく長いプロローグを終えた。

↓今週触れた作品のリスト↓

<音楽>

Anthony Braxton『New York, Fall 1974』(1975)
At The Gates『Slaughter Of The Soul』(1995)
Avishai Cohen『Arvoles』(2019)
Beabadoobee『Loveworm』(2019)
Big Brother & The Holding Company『Cheap Thrills』(1968)
Bisso Na Bisso『Le 15 mai 99』(1999)
BJ the Chicago Kid『1123』(2019)
Black Sabbath『Paranoid』(1970)
Ca$his『CH4』(2019)
Daichi Yamamoto『Andless』(2019)
DONA JEEZY『My City』(2019)
Emotional Oranges『The Juice: Vol. I』(2019)
Father『Awful Swim』(2018)
FNCY『FNCY』(2019)
guca owl『World Wild - EP』(2019)
Haiti Babii『Warrior』(2019)
ian dior『nothings ever good enough』(2019)
IKE & rice water Groove Production『Yuppie』(2019)
INSTASAMKA『Трипл малыш』(2019)
KILLA EAT『CAN'T BAN DA KILLA EAT』(2019)
King Iso『Dementia』(2018)
Laura Nyro『Eli and the Thirteenth Confession』(1968)
Lower Dens『The Competition』(2019)
Machine Gun Kelly『Hotel Diablo』(2019)
MaisonDe『The MaisonDe II - EP』(2019)
Mariahlynn『High Expectation - EP』(2019)
Miles Davis『Agharta』(1975)
Miles Davis『1969MIles: Festiva de Juan Pins』(1993)
Morbid『Year Of The Goat』(2011)
Mr. Bungle『Mr. Bungle』(1991)
NIKI『wanna take this downtown?』(2019)
Ninjoi.『Masayume』(2019)
Ornette Coleman & Prime Time『Virgin Beauty』(1988)
Pharaoh Sanders『Love in Us All』(1974)
Quando Rondo『From the Neighborhood to the Stage』(2019)
Ry Cooder『Jazz』(1978)
Sepultra『Roots』(1996)
Shura『forevher』(2019)
$ilkmoney『I Hate My Life and I Really Wish People Would Stop Telling Me Not To』(2018)
Soilwork『Verkligheten』(2019)
tobi lou『Live on Ice』(2019)
Yank!『Space Out - EP』(2019)
Young Dalu『CLEOPATRA』(2019)
Young Yujiro『Ghost』(2019)
稲垣潤一『Realistic』(1986)
高石友也『受験生ブルース〜フォーク・アルバム第2集』(1968)
舐達麻『GODBREATH BUDDHACESS』(2019)
早瀬優香子『躁鬱 So・Utsu』(1986)
ザ・フォーク・クルセダーズ『紀元弐阡年』(1968)
矢野顕子『峠のわが家』(1986)

<映画>

クエンティン・タランティーノ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)

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タランティーノ9作目。9作しかないんだったら、全部見たほうがいいな・・・。

ブラピ、ほんとに55歳か・・・?アンテナを修理するだけであんな絵になる?普通。

キャスト陣が口を揃えてるように、映画というものへの愛情だけで出来上がっていると行っても過言ではない、ジリジリとした熱波が感じられる体験。予習は必須。