なんでもかんでもはむり

書きたいものだけ書く。音楽、映画、本がメイン。

今週の事々(2019_04_08〜14)

<音楽>

Anderson .Paak『Ventura』(2019)
Billie Eilish『When We All Fall Asleep, Where Do We Go?』(2019)
BiSH『STiCKS』(2019)
The Chemical Brothers『No Geography』(2019)
Cru『Da Dirty 30』(1997)
DJ OKAWARI & Celeina Ann『Nightfall』(2019)
Dreezy『Big Dreez』(2019)
ELRIS『Color Crush - EP』(2017)
EPIK HIGH『Sleepless in __________』(2019)
Fat Boys『Fat Boys』(1984)
Helado Negro『This Is How You Smile』(2019)
Kobacchi Ryo『Smooth Louis』(2019)
Kvi Baba『19 - EP』(2019)
Lion Babe『Cosmic Wind』(2019)
Lowkey『Soundtrack to the Struggle 2』(2019)
MaisonDe『M8』(2019)
Maxo『Lil Big Man』(2019)
Milt Jackson & Ray Charles『Soul Brothers / Soul Meeting』(1958 / 1961)
PhewPhew』(1981)
Ray CharlesRay Charles』(1957)
Ray Charles『What I'd Say』(1959)
Salt 'n' Pepa『Hot, Cool, Vicious』(1986)
Shlohmo『The End』(2019)
S.L.A.C.K.『WHALABOUT』(2009)
Sobs『Talltale Signs』(2018)
THE STALIN『STOP JAP』(1982)
Suchmos『THE ANYMAL』(2019)
T. Rex『The Slider』(1972)
Whodini『Escape』(1984)
Zheani『The Line』(2019)
Ziminino『Ziminino』(2019)
大滝詠一大滝詠一』(1972)
カーネーション『LIVING / LOVING』(2003)
くるり『TEAM ROCK』(2001)
サニーデイ・サービス『東京』(1996)
ザ・タイマーズTHE TIMERS』(1989)
日向坂46『キュン』(2019)
フィッシュマンズ『宇宙 日本 世田谷』(1997)
ボアダムス『スーパー・アー』(1998)
矢野顕子『JAPANESE GIRL』(1976)
山下達郎『SPACY』(1977)
ゆらゆら帝国『空洞です』(2007)

<書籍>

佐木隆三『なぜ家族は殺し合ったのか』(2005)
井狩春男『返品のない月曜日 ボクの取次日記』(1989)

<映画>

キャプテン・マーベル』(2019)

www.youtube.com

映画公開前にオルト・ライト層による「smile more backlash(=もっと笑ったほうがいいキャンペーン)」の標的にされ、Rotten TomatoesやIMDbなどにネガティヴなレヴューやボイコットを呼びかける投稿が殺到したこの作品。でも作品の内容はそんな馬鹿げた騒動に真正面から中指を突き立てるもので、本当に素晴らしいとしか言いようがない(実際に劇中でも「笑えよ」みたいなことを言われるシーンがあったりもする)。

宇宙人が地球を「shithole」だと言い、母星を失った異星人の難民たちを助けるという、とにかくトランプ政権下のアメリカを反映した内容にはさすが、と脱帽するばかり。

中盤で自分が知らされていなかったある重大な「嘘」を知り、自分のアイデンティティを見失う主人公。「私は一体誰?」と問いかける主人公に、「あなたはキャロル・ダンヴァース。私の友達」と言い切ってみせる親友マリア・ランボー

これとかなり似通った場面が『グリーンブック』の中にもある。黒人でピアニストながらクラシックを学び、白人の聴衆を相手に演奏するシャーリー。加えて同性愛者でもある彼は、「黒人でも、白人でも、男でもない。俺は一体誰なんだ?」と用心棒トニーに問いかける。この場面でトニーはただ言葉を失い、彼を見つめ返すだけである。でも映画を最後まで見れば、『キャプテン・マーベル』と同じメッセージを読み取ることは容易である。

アイデンティティとは、その人が何をしたのか、何を目指すのか、誰といるのか。それは誰かに押し付けられるものでも、ましてや出生証明書に書いてあるものでもない。