なんでもかんでもはむり

書きたいものだけ書く。音楽、映画、本がメイン。

今週の事々(2018/12/17~23)

  • サブスク解禁していない海外アーティスト

星野源の最新作『POP VIRUS』が発売された。今回の新作のタイミングでサブスク解禁を期待していた人が結構見受けられた(実際ぼくもそう思っていた)けど、結局現時点では解禁はなし。加えてThe Weekendに米津玄師、Mark Ronsonに星野源という取り合わせの来日公演(この組み合わせも十分謎であるが)も重なり、いまドメスティックな市場で1,2を争う人気を誇る現役アーティストがサブスクを解禁していないことの謎が一層浮き彫りになった。

そこで海外の大物アーティストでサブスクを解禁してない人たちをざっと調べて見たら、こんな感じだった。

Aaliyah
De La Soul(最新作はあるが、みんな大好き『3 Feet High And Rising』など代表作はなし)
Garth Brooks
King Crimson
Tool ほか

うーん、なんとも現役感のないラインナップ(しかもあまり良くないけれどだいたいYouTubeで聞ける)。逆にこれら以外のいわゆる「大物」はだいたいサブスクで聴ける。素晴らしい時代。

現役世代で言うとJay-Zの一部カタログがなかったりするけど、なんてったって彼はTIDALという自前のサブスクサービスを持ってたりするわけで 。やっぱりモノとして売れているアーティストがサブスクで聞けないのってなんだかなあ、と。サザンとかね。

結局今年出た宇多田ヒカルのアルバムもサブスクに来てないからまだ聞いてないし、星野源もしばらくは聴くことはなさそう。残念だけど。

  • 年間ベスト100(20+80)を出しました

iga.hatenablog.com

ただリストで列挙しただけなのだけれど、今年の100枚を選びました。

このリストでは音楽作品しか取り上げてないけれど、新作映画だと『レディ・プレイヤー1』『スリー・ビルボード』『勝手にふるえてろ』『寝ても覚めても』『万引き家族』『フロリダ・プロジェクト』、今年読んだ本だと川野将一『ラジオブロス』、磯部涼『ルポ川崎』、トール・ノーレットランダーシュ『ユーザーイリュージョン 意識という幻想』、藤田祥平『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』なんかがよかったです。

来年もいい作品と巡り会えるようだといいですね。

↓今週触れた作品のリスト↓

<音楽>

Art Pepper『Modern Art』(1957)

Avril Lavigne『Let Go』(2002)

AAAMYYY『ETCETRA - EP』(2018)

BOØWY『JUST A HERO』(1986)

Bud Shank『The Bud Shank Quartet』(1956)

Coccoブーゲンビリア』(1997)

Commodores『Commodores』(1977)

Curren$y, Freddie Gibbs & The Alchemist『Fetti』(2018)

The Dells『There Is』(1968)

Earl Sweatshirt『Some Rap Songs』(2018) 

Fairport Convention『Unhalfbricking』(1969)

Fla$hBackS『FL$8KS』(2013)

Gateballers『「The All」=「Poem」』(2018)

GOBLIN LAND『NEO CHINPIRA』(2018)

www.youtube.com

細かいことを言うと、本当はp,m,bの前の「ん」の音はmで表すから『NEO CHIMPIRA』が正解なんだけど、そんなの知らねえと言わんばかりのタイトルの勢いがそのまま内容まで入り込んできている。YDIZZYやJin Doggなど、パンク的なアティテュードを持ったラッパーが増えてきた中で、このGOBLIN LANDは間違いなく台風の目。凄まじい。ただのヤンキー。そしてトラックも面白すぎる。

haruru犬love dog天使『lost lost dust dream』(2018)

Holger Czukay『Movies』(1979)

Homecomings『WHALE LIVING』(2018)

ICE BAHN『LEGACY』(2018)

itoldyouiwouldeatyou『Oh Dearism』(2018)

Jeremiah Jae『Raw Money Raps』(2012)

Khalid『Suncity』(2018)

Kodak Black『Dying To Live』(2018)

Little Stevie Wonder『Recorded Live: The 12 Years Old Genius』(1963)

MC松島『geranium』(2018)

Meek Mill『Championships』(2018)

Merry Delo『The Future - EP』(2018)

MOCKY『A Day At United』(2018)

Nao『Saturn』(2018)

Non Phixion『The Future Is Now』(2002)

Paul Desmond『First Place Again』(1959)

Pink Matter『Human Error - EP』(2018)

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Apple Musicのラジオ(あれのアルゴリズムってどうなってるんだろう)の中の「ジャズ・グルーヴ」チャンネルで偶然出会った、オーストラリア出身の女性4人組。上記の「Giant」のイントロで引っかかりました。リリースは今年の8月と結構前。エレピがずっと鳴っている音像は確かにジャズっぽかったりするんだけど、やってることはかなりロック。展開の無理やりな持っていきかたとかリズムの交差のさせ方でグイグイ引き込むタイプ。でもドラムのヨレ方とかが絶妙にまた今のジャズっぽかったり。めちゃくちゃ気に入ってます。

Reddy & Year of the Ox『eightyfivesoul - EP』(2018)

Rosalía『El Mal Querer』(2018)

Rubel『Casas』(2018)

Ryohu『Ten Twenty』(2018)

Slapp HappySlapp Happy or Slapp Happy』(1980)

The Stylistics『The Stylistics』(1971)

SWAY『UNCHAINED』(2018)

TYOGhOST『Ø「YUUGEN」』(2018)

Van Der Graaf Generator『Pawn Hearts』(1971)

Vince Staples『FM!』(2018)

XXXTENTACION『SKINS』(2018)

Y to the ONE『ONE MIND』(2018)

Yellow Days『Is Everything Okay In Your World?』(2017)

Yellow Magic Orchestra『Solid State Survivor』(1979)

吉澤嘉代子『女優姉妹』(2018)

1010 Benja SL『Two Houses - EP』(2018)

21 Savage『i am > i was』(2018)

www.youtube.com

2018年米国ヒップホップ、滑り込みでリリースしてきた21 Savage。ゲストも豪華で、それがちゃんと作品としての充実度につながってる。冒頭「A Lot」でJ. Coleが

Pray for Tekashi / They want him to rot / I picture him inside a cell on a cot / Reflecting on how he made it to the top / Wondering if it was worth it or not

(テカシに祈る / 奴らは彼を腐らせたがる / 古びた監房にいる彼を想像する / どうやってのし上がったのかを思い出し / それが必要だったのかを思い悩む彼を)

とラップしていて、もうさすがとしか言いようがない。

<映画>

『来る』(2018)

グリンチ』(2018)

<書籍>

栗原康✕白石嘉治『文明の恐怖に直面したら読む本』(2018)