なんでもかんでもはむり

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今週の事々(2018/09/18~09/24)

  • りんご音楽祭

9月22日土曜日、長野県は松本市で開催されている音楽フェス『りんご音楽祭』に初めて行ってきた。今年で10回目を迎えるというこのフェスティバルは、そのラインナップの良さから毎年話題になってたので、ぜひ行ってみたいと思っていた。

来場者が年々増えているとはいえ、昨年だと7000人余というから規模はそれほど大きくはない。アルプス公園内の自然たっぷりのロケーション、9月下旬の心地よい気候も相まって、とても落ち着ける雰囲気のフェスである。この雰囲気が人気の理由だろう。何故か2日の通し券ではなく土曜日だけ行くという選択をしたのだが、来年は通しでキャンプもしようと固く誓った。

土曜日も土曜日で出演者は豪華で、ぼくが見たアクトはOvall、呂布カルマU-zhaan × 環ROY × 鎮座DOPENESS土岐麻子、Kick a Show、GAGLE一十三十一、of Montreal、GEZAN、FNCY、Awich、stillichimiya。

特に良かったのがやはりというべきかU-zhaan × 環ROY × 鎮座DOPENESS。「え、ライブ始まってんの?」「やっぱ寝起きはきついよ」などとゆる〜い雰囲気で始まったライブだけど、やっている事自体はありえないくらいハイレベルで、そのギャップも含めてぶち上がってしまった。普通のライブでは考えられないくらいのミスの連発も、彼ら二人のラッパーがリズムを体の中に取り入れる過程を垣間見れたと考えるとすごく刺激的だった。やっぱり日本で一番ラップが上手いのはこの二人なのでは、とすら思った。

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あと印象的だったのはやはりヒップホップ勢の人気。呂布カルマGAGLE、FNCY、Awich、stillichimiyaらのステージは3番目の大きさである「おやきステージ」だったのだが、昼間の呂布カルマからずっと観客席に入り切らないくらいの大勢のオーディエンスが。来年以降はどんどんこういうアクトがメインのりんごステージに立つんじゃないか。

それにしても車でのアクセスもめちゃくちゃ良かったし、飯も美味しかったし、来年はもっとお酒を楽しみつつ二日間通して楽しみたいものだ。

もちろん驚きもしたけど、それと同じくらい納得もした。そのうち4期生も入ってくる(今夏に欅坂・けやき坂との合同オーディションが開催されていた)わけで、1期生の面々はそろそろ年齢的な面も含め潮時が見えてきているところ。 これから卒業ラッシュが続くかも?

 アイドルという言葉から連想されるような、常に笑顔で元気いっぱいというイメージ(このイメージももう古いが)からは少し外れた、不思議な「儚さ」のようなものを持った存在で、それは乃木坂というグループの雰囲気とも重なる部分が多かったと思う。

初期のバラエティでは泣き虫キャラだった彼女だからこそ、満面の笑顔が輝いていたし、ほんとに少女漫画のヒロインがそのまま現実世界に飛び出してきたような女性だと思う。

芸能活動は続けるということなので、これからも応援したいと思う。ものすごく優秀な作り手と組んでシティポップとかやってくれたら応援しやすいんだけど。

乃木坂関連でバナナマン・日村の騒動についても少し。16年前ということで法的な罰則を受ける義務はないにしても、ラジオやキングオブコントなど、報道直後の生放送で何事もなかったように登場していたのには驚いた。

大人同士の不倫や、日本以外ではほぼほぼ合法な薬物を使用しただけで完全に干されるのに、未成年への淫行ではまったく制裁が下されないという日本の芸能界のあり方にびっくり。しかもハリウッドでの#MeToo問題があり、エンターテイメントの業界でも「それだけはタブー」という認識が世界中で高まっている中で、である。

個人的にものすごい大好きな芸人だからこそものすごく複雑。すくなくとも「16年前のこといちいち掘り返すなよ」という意見は間違っていると思う。猛省を促したい。

↓最後に今週触れた作品のリスト↓

<音楽>

Alton Ellis『Mr. Soul of Jamaica』(1968)

Ashford & Simpson『Is It Still Good To Ya』(1978)

Boogie Down Productions『By All Means Necessary』(1988)

Charles Wright & The Watts 103rd. Street Rhythm Band『Express Yourself』(1970)

The Coral『Move Through The Dawn』(2018)

CRCK / LCKS『Double Rift』(2018)

The Enid『Aerie Faerie Nonsense』(1977)

Fats Navarro『Nostalgia』(1958)

Freddie Gibbs『Freddie』(2018)

Hector Lavoe『De Ti Depende』(1976)

I Don't Like Mondays『A GIRL IN THE CITY - EP』(2018)

Interactivo『Que Lindo Es el Amor』(2014)

John Legend『Once Again』(2006)

Kamui『Cramfree.90』(2018)

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Twitterで本人が「あのラッパーのあのアルバムのオマージュ」と発言しているが、Kendrick Lamar『Section.80』のことなのだろう。すごいパーソナルでリリカルなリリックながらも、ある程度のスキルを持ち合わせているという点で、出てきそうで出てこなかったタイプのMC。かなりお気に入り。

Madeleine Peyroux『Anthem』(2018)

Micranots『Obelisk Movements』(2000)

Minchanbaby『たぶん絶対』(2017)

Natalie Prass『The Future and the Past』(2018)

Olu Bliss『Traveling Bliss』(2018)

Pale Waves『My Mind Makes Noises』(2018)

Rick Wakeman『The Six Wives of Henry VIII』(1973)

Rick Wakeman『Piano Portraits』(2017)

Rick Wakeman『Piano Odyssey』(2018)

Robb Bank$『Cloverfield 3』(2018)

Seuss『Love』(2018)

TWICE『BDZ』(2018)

UA『11』(1996)

佐藤千亜妃『SickSickSickSick - EP』(2018)

<映画>

寝ても覚めても』(2018)

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映画的表現の釣瓶撃ち。それでいて編集や脚本の切れ味の良さで推進力がず〜っとあるから、完全に没入してしまった。

<書籍>

斎藤貴男『日本が壊れていく―幼稚な政治、ウソまみれの国』(2018)