なんでもかんでもはむり

書きたいものだけ書く。音楽、映画、本がメイン。

今週の事々(2018/09/04~09/09)

  • 第14回高校生ラップ選手権

動画はすでにYouTubeにわんさか上がっているので見てみてください。

もう初期の「素人っぽさが良い」みたいな時代が思い出せないくらい、レベルが上がった(上がりきってしまった)この大会。ぼくは武道館でオールスター戦を行なった第10回が一つの頂点で、それ以降は大人の大会との差別化ができてないと思っているのだけれど、それでも毎回ちょこちょこ見ちゃう。

ここ最近のこの大会はライム重視になっていて辟易していたのだけれど、今大会はみんな大好きONO-Dを始めとして、かなり自由な雰囲気の選手が多かったのが印象的。その一方で硬派なLITOやJourneyのようなMCもいて、かなりいいメンツだったように思う(この二人による一回戦はベストバウトだった)。

でもそれよりも驚いたのが、2回戦、準決勝と進んでいくうちに殆どのラッパーが草ネタばっかりで戦っていたことだ。ONO-Dはそんな中でも「草吸うとそのことしか言わなくなるからいやだ」とスタンスを異にしていたが、決勝に駒を進めたRed Eyeをはじめとしてやたらとイリーガルな言葉を使いたがる輩が多かったのにはちょっと引いた。

ぼくと10も違わない世代だけれど、それでもマリファナに対する認識が根本的に違うのか、それともラップを始めたことでそういうワードをどんどん覚えていったのか定かではないけれど、これからの日本を背負う世代がマリファナ大好きであることは悪いことではない気がする(Amaterasが逮捕されたり、まだまだ解禁は非現実的だが。というか今のこの日本の環境であえて吸うことのリスクへの認識が甘い)。

ONO-Dが「Esskeetit」と絶叫していたことからもわかるように、明らかに今のUSラッパー(その中でもトラップやマンブル・ラップ)からの影響が見えるようなラッパーが多くなったということなのかも。昔のように純「日本語ラップ」スタイルでケツで韻踏むだけの時代が終わって、キャラ込みで目立っていく時代。でもその中で唯一キャラが薄く、言い換えれば全方位型のMC・HARDYが優勝したのは審査員(今回から呂布カルマが参加している)の好みなのか。

最後に高校生ラップ選手権に出場した「キワモノ」同士の夢の対決をどうぞ。

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↓最後に今週触れた作品のリスト↓

<音楽>

Bring Me The Horizon『Sempiternal』(2013)

BTS『LOVE YOURSELF 結'Answer'』(2018)

Curtis Mayfield『Superfly』(1973)

Danja Mowf『Word of Mowf』(1997)

Diry Projectors『Lamp Lit Prose』(2018)

Donny Hathaway『Live』(1972)

Donny McCaslin『Perpetual Motion』(2011)

Donny McCaslin『Casting for Gravity』(2012)

Donny McCaslin『Fast Future』(2015)

Donny McCaslin『Beyond Now』(2016)

Fake? x MA$A$HI『ForMula』(2018)

iri『Only One - EP』(2018)

Jay Rock『Redemption』(2018)

Lamp『彼女の時計』(2018)

Latte E Miele『Passio Secundum Mattheum』(1972)

ORANGE RANGE『ELEVEN PIECE』(2018)

Page Kennedy『Same Page, Different Story』(2018)

Phonte『No News Is Good News』(2018)

Rico Nasty『Nasty』(2018)

Roc Marciano『RR2: The Better Dose』(2018)

Soccer Mommy『Clean』(2018)

Tierra Whack『Whack World』(2018)

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15曲入りでぴったり15分。すべての曲が60秒というサイズは、インスタグラムで再生できる動画が60秒までだったということに由来しているらしい。「時代」という言葉で語りたくなるけども、なるほど上質なヒップホップ / R&Bで良かった。狙い通りリピートして聞いてしまう。

Warren G『Regulate... G Funk Era』(1994)

Wild Nothing『INDIGO』(2018)

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ドリーム・ポップというか、これはほぼもうシティ・ポップ。というか山下達郎。まさしく外れ曲一つもなし、良作。初秋のドライブのお供にしたい。

Zipsies『FINALIZE vol.3』(2018)

井上陽水『氷の世界』(1973)

ゲスの極み乙女。『好きなら問わない』(2018)

前田健太『サクラ』(2018)

町あかり & 池尻ジャンクション『収穫祭!』(2018)

<映画>

カメラを止めるな!』(2018)

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約1ヶ月間映画を一本も見ていないという、「非常事態宣言」状態だったぼく。「今週こそは・・・今週こそは・・・」と半ばゾンビのような状態でTOHOシネマズ新宿へ。やっと見れましたこの話題作。世間の熱烈なプッシュもピークを過ぎ、すこし冷静な状態で観れたことは良かったことだ、と自分に言い聞かせている。