なんでもかんでもはむり

書きたいものだけ書く。音楽、映画、本がメイン。

今週の事々(2018/08/13~19)

2度のワールド・チャンピオンに輝いたF1ドライバーフェルナンド・アロンソがF1からの引退を発表した。ぼくがF1を見始めた2004年頃には若手最有力であった彼だけど、それから10年以上経った今はグリッドで一番のベテランである。なんだかひと時代の終焉を感じる。ミナルディを経験しているドライバーが完全にいなくなるというのも含め。

結果だけ見ると彼のキャリアは2012年で事実上終了しているようなものだけど、チャンピオン争いや優勝争いから遠ざかっていたここ数年でさえ、彼を「現役最強」と見る向きは少なくなかった。それだけにもう一度チャンピオンは無理だとしても優勝、最低でも表彰台は見たかったところ。マクラーレンさん、頑張ってください。

来年はインディで走るんだろうなあ。佐藤琢磨との勝負が観れるかも?

これによってマクラーレンに一つ穴が生まれたわけだけど、その穴を埋めるのが同じくスペインの後輩(しかもアロンソを師と仰ぐ)サインツというのもなんだかいい。

しかしその穴を埋めてもなおバンドーンの更迭の噂は絶えず、中団以下のストーブリーグがにわかに熾烈になってきた。一部報道ではベルギーGPからストロールがフォースインディアに、オコンがマクラーレンに、そしてウィリアムズにクビサという話もあるけど、この辺は無限に組み合わせがあるからいちいち妄想して楽しむのも一興。

  • 新曲・新ビデオ

欅坂46「音楽室に片想い」

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『ガラスを割れ!』収録の「バスルームトラベル」の3人が再びユニット曲。なんだかとてもNegiccoっぽい。ということはものすごくいい曲って言うことなんだけど。トリオならではのミニマルな世界観がグー。そして長濱ねるがちょっとネクストレベルの可愛さ。

KICK THE CAN CREW「住所 feat. 岡村靖幸

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KREVAが歌えるのでラッパー二人とシンガー二人みたいな感じになってる。「住所、一緒のとこにしよう」という遠回しな言いかたがこの人たちっぽくてよい。

MuKuRo「This is OKINAWA feat. CHICO CARLITO」

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沖縄のラッパーMuKuRoのビートジャック作品からの一曲。ちょっと遅れた感もあるけど、日本で一番(良くも悪くも)アメリカに近い沖縄からこういう作品が出てくるのはめっちゃよい。「This Is Japan」以外でこの国でこの曲をやるなら沖縄しかないだろう。

NIcki Minaj「Ganja Burn」

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新アルバムの1曲目。完全に女王になってる。アートワークの世界観そのまま。「Fuck, yeah, 'cause a Queen is what I embody」ってかっこよすぎだろ。

BUPPON「終わりがあるから feat. ZAO」

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今年に入ってから呼煙魔、呂布カルマなどの作品に客演で参加、ZAOが元気。「アリとキリギリス」という名曲で大ファンになったぼくとしては嬉しい限り。本当にいいメロディを歌う。

私立恵比寿中学「熟女になっても中学生 feat. SUSHIBOYS」

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このコラボの報を聞いた瞬間に膝を打った。確かに今の「若手」と呼ばれるラッパーの中で一番アイドルとコラボしても嫌味がないのはSUSHIBOYSじゃん。というか何やっても嫌味ない。いやー、ここ一年くらいでこのポジション確立はすごい。

GEZAN「BODY ODD feat. CAMPANELLA, ハマジ, LOSS, カベヤシュウト, OMSB」

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ハードコア・パンクバンドのポッセカットというのもなんだかすごいんだけれど、そこにラッパーが二人参加しているというのもすごい。なんでもGEZAN主宰のレーベル「十三月の甲虫」と、OMSBやHi'Specらが中心となって立ち上げたレーベル「GHPD」の二組によるスプリットシングルなるものがリリースされていたらしい。

EMPiRE「EMPiRE originals」

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メンバーが一人BiSへ移籍、そしてオーディションから二人新メンバーが加わったEMPiREの新体制初ミニアルバムからの1曲。「オリジナルを作りたい」という「切実な願い」が込められた曲。いい曲なんだけど、真の「オリジナル」を作りたいならアイナ・ジ・エンド(BiSH)に振り付けてもらったりとかしてる場合か?

Disry「How Many Emcee's (Must Get Dissed) feat.切刃」

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久しぶりにこういうタイプのラッパーで「めちゃくちゃ上手い」と思った。でもだからこそ英語部分の発音が気になる・・・。「Emcee」のcの音は「sh」じゃなくて「s」。でもトラックもかっこいいし客演の切刃も良い。

Refugeecamp「Speedin'」

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10月リリースからの公開2曲目。FAKE-IDのフックがめちゃくちゃかっこいい。そしてMC松島もこないだのメチャクチャ語のEPが実を結んだのかフロウの切れ味が抜群。アルバムが本当に楽しみだ・・・。

BLACK BASS「LOOOP (MOMENT JOON REMIX)」

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6月に公開されていた曲にMOMENT JOONのヴァースがついたリミックス。今やその一挙手一投足が注目される存在になったMOMENTだけど、今回のヴァースもいい。というかこういうのもできるのな・・・。

RAq「Window」

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Itaq「独白の朝」

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日本における「エモ・ラップ」「クラウド・ラップ」のある種お手本のような二曲。メロもいいし、内省的なリリックも味わい深い。もっともっと注目されて欲しい界隈です。

↓最後に今週触れた作品のリスト↓

<音楽>

Aretha Franklin『Young, Gifted and Black』(1972)

August Greene『August Greene』(2018)

Camila Cabello『Camila』(2018)

chelmico『POWER』(2018)

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ついに、といった感じのメジャーデビュー。RIP SLYMEからの影響を方々で語っている彼女たち。確かにそのポジションって長い間空席だった感じがするし(少なくともメジャーという土俵に上がれるグループという意味では)、なんだか痛快。

二人ともラップ上手いし、歌も上手い。加えてルックスも華やかときたもんだ。こいつは売れなきゃおかしい・・・んだけど良くも悪くも「本格派」という雰囲気が楽曲からも出ていて、そういうのが受け入れられる空気感ではないことに歯がゆさを感じてしまう(彼女たちに一切非はない)。

とにかく仲がいい二人の空気感がよくわかるTwitterはかなりオススメのコンテンツです。

CHOZEN LEE and THE BANG ATTACK『THE ALBUM』(2018)

Conner Youngblood『Cheyenne』(2018)

CRAZYBOY『NEOTOKYO FOREVER』(2018)

CRAZY KEN BAND『GOING TO A GO-GO』(2018)

Da-iCE『BET』(2018)

DO or DIE『Headz Or Tailz』(1998)

Elton John『Honky Chateau』(1972)

Everything Is Recorded『Everything Is Recorded by Richard Russell』(2018)

Father John Misty『God's Favorite Customer』(2018)

Flatbush Zombies『Vacation In Hell』(2018)

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NY出身、Joey Bada$$らのPro Eraにも所属しているクルーのアルバム。東海岸サウンドの正統派後継者ではないだろうか。DMXに影響されたというダミ声のラップも今じゃ他では聴けなくなってしまった。JoeyやJadakiss、Denzel Curryらゲスト陣のラップも光ってる!

GITANS『GITANS』(2016)

Halestorm『Vicious』(2018)

Immortal Technique『Revolutionary Vol.2』(2003)

John Legend『Get Lifted』(2004)

Kid Capri『Classic Cuts - 52 Beats』(1988)

Louis Cole『Time』(2018)

The Magpie Salute『HIGH WATER 1』(2018)

Makaya McCraven『In The Moment』(2015)

Normcore Boyz『TOKIO TELEPORT』(2018)

Oneohtrix Point Never『The Station - EP』(2018)

Pablo Blasta『888』(2018)

SIRUP『SIRUP EP2』(2018)

Slum Village『Fantastic Vol.2』(2000)

Trey Songz『Passion, Pain & Pleasure』(2010)

TOSHIKI HAYASHI(%C)『THREE』(2017)

Virtuoso『World War One: The Voice of Reason』(2001)

Weny Dacillo『Late Night City』(2018)

出す音源がいちいちハズレなしという素晴らしい才能。Tokyo Young VisionのよしみということでNormcore BoyzのメンバーやYoung Daluなどがゲスト参加。

最近ようやくこういう若手MCたちの勢力図のようなものが頭の中で整理がつきそう。YENTOWN、kiLLa、BCDMG、Dirty Kansai、そこにKANDYTOWN、BAD HOP、Summitなどなど・・・。レーベルだったりクルーだったりどちらでもなかったり形は様々だけど、こういうコレクティヴを把握してると大分楽しみが大きくなるという意味で、かなり重要事項だと思う。

エレファントカシマシ『Wake Up』(2018)

高橋幸宏『EGO』(1988)

羊文学『若者たちへ』(2018)

森は生きている『グッド・ナイト』(2014)