Linkin Parkを「リンキン・パーク」と呼ぶか、「リンキン」と呼ぶか。

思い入れの違いである。「リンキン」だと少し小ばかにしている感があると感じてしまうのはぼくだけだろうか。メタルのことを「ヘビメタ」、日本のヒップホップのことを「日本語ラップ」と呼ぶのと同じ感じ。

「リンキン」と呼ぶとなぜかニュー・メタル、ラップロックバンドとしてのリンキン・パークという一側面だけを切り取っているようにも聞こえる。そしてそれは悲しいかな、「過去のバンド」という響きを湛えている。

でも中学生の時に彼らの音楽と出会い、サウンドががらりと変わっていく様をリアルタイムで目撃し、そしてそれでもアルバムをリアルタイムですべて聴いてきたぼくからすると、そんな物言いは少し寂しい。メタルとヒップ・ホップ、両方大好きなぼくの音楽的素地を作ったのは間違いなく彼らなわけで。ちょっとダサい物言いになるけど「人生を変えたバンド」はぼくにとってはリンキン・パークだ。間違いなく。

中学生だった時に僕がおすすめしたらゴリゴリにこのバンドにはまっていた友達(押尾学が大好きだった)は元気にしているだろうか。押尾学が逮捕された時、本人以上にバッシングされてたなあ。

さて、このバンドの最新作、『One More Light』がリリースされた。と言っても結構前の話だけれども。

One More Light

One More Light

 

リード曲はこんな感じ。

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もう完全にポップ。今回の作品、たぶんギターがなっている時間はこれまでのディスコグラフィーの中では一番少ない。

前作『The Hunting Party』(2014年)はロック路線に回帰はしたものの全体的には大味で好きにはなれなかった分、今作で繊細な音作りとハイクオリティなメロディが戻ってきたことはすごくうれしい。

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Pusha Tとイギリス期待の新人Stormzyをフューチャリングしたこの曲で、マイク・シノダが流行りの3連符フロウに挑戦しているだけでぼくは満足です。そう、彼らは常に流行の最先端を自分たちの音楽に落とし込むのがうまい。それにしてもこのバンド、キャリアを重ねるごとにMVとファッションがダサくなっている気がするんだが。「One Step Closer」と「Faint」が一番かっこいいと思う。

ファッションがダサくなっても、ギターのブラッドがライブで打楽器を担当し始めても、マイクが歌い始めても、ジョー・ハーンが全然スクラッチしなくなっても、ぼくはこのバンドを聴き続けている。多分解散してしまったらどのバンドよりも悲しいと思う。ぼくにとってはそういうバンドだし、ずっと応援していきたいなあ。

でもさ、マイク、Fort Minorもっかいやってくれない?ゴリゴリのマイクのラップが聴きたいからさ。

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