なんでもかんでもはむり

書きたいものだけ書く。音楽、映画、本がメイン。

今週の事々(2019_03_04〜10)

↓今週触れた作品のリスト↓

<音楽>
Aaron Parks『Little Big』(2018)
AJ Tracey『AJ Tracey』(2019)
Al Jarreau『Breakin' Away』(1981)
Archie James Cavanaugh『Black And White Raven』(1980)
Average White Band『Shine』(1980)
Back And Forth『Indivisible』(2019)
Black Boboi『Agate』(2019)
BUPPON『enDroll』(2019)
BYUNGSUNG KIM『Speedy Gold Ninja』(2018)
Canibus『Rip The Jacker』(2003)
Casper『COMPLEX』(2019)
Chuck Berry『After School Session』(1957)

Coatian Amor『Isa』(2019)

CorneliusFantasma』(1997)
Cz TIGER『WHATEVER』(2019)
Daryl Hall & John Oates『Abandoned Luncheonette』(1973)
Donutman『CHANGE CLOTHES - EP』(2019)
Dr. John『City Lights』(1978)
ENDRUN『innervision』(2019)
Esperanza Spalding『Radio Music Society』(2012)
Everything But The Girl『Walking Wounded』(1996)
Fazer『Mara』(2018)
gummyboy『Ultimate Nerd Gang - EP』(2018)
Higher Brothers『Five Stars』(2019)
ISH-ONE『ONES』(2019)
J.D. Souther『You're Only Lonely』(1979)
Jackie McLean『Swing, Swang, Swingin'』(1960)
Jackie McLean『A Long Drink of the Blues』(1961)
Jerry Lee Lewis『The Jerry Lee Lewis Anthology: All Killer No Filler!』(1993)
Jimmy Messina『Oasis』(1979)

Lifafa『Jaago』(2019)

Little Simz『Grey Area』(2019)
mei ehara『最初の日は/午後には残って』(2019)

Normcore Boyz & ZOT on the WAVE『Normcore on the WAVE - EP』(2019)

Run-D.M.C.Run-D.M.C.』(1984)
Ruru『Far Out』(2018)
Sam Cooke『One Night Stand! Live At the Harlem Square Club, 1963』(1985)
Samuel Purdey『Musically Adrift』(1999)
Solange『A Seat at the Table』(2016)
Solange『When I Get Home』(2019)
tofubeats『「寝ても覚めても」オリジナル・サウンド・トラック』(2019)
WeezerWeezer(Black Album)』(2019)
Y La Bamba『Mujeres』(2019)
yonawo『SHRIMP - EP』(2018)
Young Gun Silver Fox『West End Coast』(2015)

Yves Jarvis『The Same but by Different Means』(2019)

13ELL『W A N T S』(2018)
スダンナユズユリー『SYY』(2019)
たこやきレインボー『軟体的なボヤージュ』(2019)

田我流『B級映画のように2』(2012)

<書籍>
イアン・F・マーティン『バンドやめようぜ!―あるイギリス人のディープな現代日本日本ポップ・ロック界探検記』(2017)

バンドやめようぜ! ──あるイギリス人のディープな現代日本ポップ・ロック界探検記 (ele-king books)

バンドやめようぜ! ──あるイギリス人のディープな現代日本ポップ・ロック界探検記 (ele-king books)

 

最近ele-kingで執筆したコラムも話題のイギリス人、イアン・F・マーティンによる現代日本ポピュラー音楽(とくにインディー・ロック界)のルポ。

www.ele-king.net

訳文がどこかぎこちない分、逆に原文の構造を推測しながら読み進める必要があって、僕は逆に平易な訳よりも得られるものがあった気がするけど、英語に普段触れない人にとっては読みにくいかもしれない。

それにしてもマーティン氏の日本音楽業界に対する考察が鋭くて驚く。特に第1章での「なぜ日本では否定的なレヴューがタブーなのか」という問題は、日本の音楽メディアが抱えるしがらみが残酷なまでに明らかにされていて、なんだか身につまされる思いになる。

 

今週の事々(2019_02_25〜03_03)

↓最後に今週触れた作品のリスト↓

<音楽>

ADÉ『ALWAYS SOMETHING - EP』(2019)

Airplay『Airplay』(1980)

Angelo De Augustine『Tomb』(2019)

Blu & Oh No『A Long Red Hot Los Angeles Summer Night』(2019)

Brother Ali『All The Beauty in This Whole Life』(2017)

Carl Perkins『Original Golden Hits』(1970)

City Morgue『City Morgue Vol. 1: Hell or High Water』(2018)

www.youtube.com

Zillakami、SosMula、そしてプロデューサーのThraxxからなるユニットのデビュー作。とにかくZillaKamiのだみ声というかほぼデス声に近い唱法のラップとヘヴィなビートが癖になりまくる(彼は初期の6ix9ineのゴーストライターをしていたらしい)。イヤホンやヘッドホンでわけわからないくらいの大音量で聴くのがおすすめ。

Cold Crush Brothers『All the Way Live in '82』(1994)

Cristopher Cross『Christopher Cross』(1979)

Deerhunter『Why Hasn't Everything Already Disappeared?』(2019)

Donald Byrd『Fuego』(1960)

Elvis Presley『Elvis' Golden Records』(1958)

The Fifth Avenue Band『The Fifth Avenue Band』(1969)

Gary Clark Jr.『This Land』(2019)

Gene Vincent『Bluejean Bop!』(1956)

George Benson『Breezin'』(1976)

James TaylorJT』(1977)

Joni Mitchell『Court and Spark』(1974)

JP Simões『1970』(2007)

Juliana Perdigão『Folhuda』(2019)

Leonardo Marques『Early Bird』(2018)

Lexie Liu『2030』(2019)

Lil Pump『Harverd Dropout』(2019)

Lucky Daye『II』(2019)

Macky Feary Band『Macky Feary Band』(1978)

Marc Jordan『Mannequin』(1978)

Michael McDonald『If That's What It Takes』(1982)

MI8k『Cupid Power』(2018)

Modeselektor『Who Else』(2019)

MONSTA X『Take.2 We Are Here.』(2019)

NirvanaMTV Unplugged in New York』(1994)

Nivhek『After Its Own Death / Walking in a Spiral Towards the House』(2019)

Parliament『Mothership Connection』(1975)

Pink Floyd『The Dark Side of the Moon』(1973)

Red Velvet『RBB』(2018)

Ric Wilson『BANBA - EP』(2018)

Sade『Diamond Life』(1984)

Sam Cooke『Portrait of a Legend: 1951-1964』(2003)

Shurkn Pap『STYLISH NINJA - EP』(2019)

Stephen Bishop『Careless』(1976)

Swindle『No More Normal』(2019)

TAEMIN『Want』(2019)

TOKONA-X『トウカイXテイオー』(2004)

Topdown Dialectic『Topdown Dialectic』(2018)

Toto『IV』(1982)

フィッシュマンズ『空中キャンプ』(1996)

孫盛希『女・人 Woman』(2018)

<映画>

ファースト・マン』(2018)

www.youtube.com

遅すぎる今年1本目映画。『セッション』『ラ・ラ・ランド』などの話題作ですら彼の本の一側面だったのか、と思わせるほどの充実作。アメリカの宇宙開発計画を描いた映画は数あれど、これほどまでに外部からの視点が排除されているのは珍しい。安易に記録映像や実際のテレビ放送のフッテージは使わず、ひたすらにニール・アームストロングという寡黙でミステリアスな男の内部に潜っていくという「探索」の物語。Gil Scott-Heron「Whitey On The Moon」の出し方も秀逸。

今週の事々(2019_02_11〜24)

 ↓今週触れた作品のリスト↓

<音楽> 

Ariana Grande『thank u, next』(2019)

Bad Bunny『X 100PRE』(2018)

bbno$『Recess』(2019)

www.youtube.com

TFBOYSという中国のダンスユニット(めちゃくちゃ人気らしい)が彼の曲「yoyo tokyo」で踊ったことから中国で有名になったカナダ・バンクーバーのラッパー。でもその事実を抜きにしてもなんだか彼の曲は88risingっぽい。US以外の国のラッパーが持つこういう雰囲気って一体何なんだろう。いい意味で「当事者意識」が低いのが理由かも。

Belly『Immigrant』(2018)

Beirut『Gallipoli』(2019)

Blinky Bill『Everyone's Just Winging It and Other Fly Takes』(2018)

Bobby Caldwell『Bobby Caldwell』(1978)

Boz Scaggs『Silk Degrees』(1976)

Boz Scaggs『Middle Man』(1980)

Bring Me The Horizon『amo』(2019)

www.youtube.com

まずこのアニメーション最高じゃないですか。Extrawegという人がやってます。すぐさま彼のインスタをフォローしました。あとYouTubeの「Cool 3D World」っていうチャンネルもこういう気色悪いアニメーションがたくさん見れてよいです。

www.youtube.com

なんだかこういう世界観が「Oddly satisfying〜」シリーズに繋がってる気がするんだよなあ。なんともうまく言語化できないけど。

で、肝心のアルバムの中身なんですけど、コレまた良いです。素晴らしくウェルメイドなメタル。メタルというかラウドロックラウドロックって死語?ヘヴィロックも?なんて言えば良いんだろう、メタルで良いのかなあ。でも元BURRN!読者としてはこれをメタルと呼ぶことになんとも抵抗を感じてしまう。新しいジャンル名があればこのジャンルもまた盛り上がったりして。

Bunny Wailer『Blackheart Man』(1976)

Cass McCombs『Tip of the Sphere』(2019)

Comethazine『Bawskee 2』(2019)

Common『Be』(2005)

Czarface & Ghostface Killah『Czarface Meets Ghostface』(2019)

Danny Brown『Old』(2013)

Dollar Brand『Africa: Tears and Laughter』(1979)

Donald Fagen『The Nightfly』(1982)

Dusky Goykovich『Swinging Macedonia』(1967)

FEVER 333『STRENGTH IN NUMB333RS』(2019)

Getter『Visceral』(2018)

Giggs『Big Bad』(2019)

GRADIS NICE & SCRATCH NICE『TWICE AS NICE』(2019)

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日本のヒップホップでこんなに音がいいことってあるんですか、っていうくらいにまず音がいい。インタールード含め良いトラック作るよなあ、やっぱり・・・。ラッパーたちも豪華なメンツだけど、やっぱりC.O.S.A.がやばい。

Gunna『Drip or Drown 2』(2019)

HEALTH『VOL. 4 :: SLAVES OF FEAR』(2019)

Hirth Martinez『Hirth From Earth』(1975)

Hollies『Butterfly』(1967)

Joseph Shabason『Anne』(2018)

KEIJU『heartbreak e.p.』(2019)

KIRARA『Sarah』(2018)

KOHH『UNTITLED』(2019)

www.youtube.com

去年は「クンニしてただけ」なんて散々な言われようだったKOHHだけど、やっぱシーンのど真ん中にいるラッパーだということを再確認させてくれる作品。ワンオクのTakaとの曲はめっちゃワンオクでびびったんだけど、コレくらいロック色がある方が今のヒップ・ホップ的には面白いなあとも思ったり(でも別にめっちゃいい曲ではない)。「ひとつ」「Imma Do It」「Okachimachi」などではとにかくキレキレのリズムアプローチ。

Kraftwerk『Autobahn』(1974)

Luis Fonsi『VIDA』(2019)

The Last Emperor『Music, Mgic, Myth』(2003)

Madvillain『Madvillainy』(2004)

Mall Boyz, Tohji & gummyboy『Mall Tape - EP』(2018)

Michael Franks『The Art of Tea』(1975)

Ned Doheny『Hard Candy』(1976)

Nick Decaro『Italian Graffiti』(1974)

Paul Simon『Still Crazy After All These Years』(1975)

PENOMECO『Garden -EP』(2018)

The Pharcyde『Bizzare Ride II The Pharcyde』(1992)

Prince Paul『Prince Among Thieves』(1999)

Rupert Holmes『Partners In Crime』(1979)

SANABAGUN.『7SHOT』(2018)

Seiho『Collapse』(2016)

Sharon Van Etten『Remind Me Tomorrow』(2019)

Steely Dan『Gaucho』(1980)

stillichimiya『死んだらどうなる』(2014)

Toro Y Moi『Outer Peace』(2019)

TortoiseTNT』(1998)

UGK『Underground Kingz』(2007)

ZZ Top『Eliminator』(1983)

░▒▓新しいデラックスライフ▓▒░『▣世界から解放され▣』(2012)

宇多田ヒカル『Face My Fears - EP』(2019)

大橋トリオTHUNDERBIRD』(2019)

木『VI - EP』(2019)

米米CLUB『GO FUNK』(1988)

スーパーカー『スリーアウトチェンジ』(1998)

日高大地『僕の音日記』(2019)

マヒトゥ・ザ・ピーポー『不完全なけもの』(2019)

<書籍>

樋口桂子『日本人とリズム感 「拍」をめぐる日本文化論』(2017)

日本人とリズム感 ―「拍」をめぐる日本文化論―

日本人とリズム感 ―「拍」をめぐる日本文化論―

 

 タイトルに惹かれて購入したものの、全く内容が楽しめず・・・。日本人のリズム感と対応される概念が何故か「西洋人」しか登場しなかったり、空気の湿り気がこのリズム感を生み出したとかトンデモ理論を持ち出したり。多分正しいことを言っている部分もあるんだろうけど、それ以上に引っかかる部分が多すぎてきつかった。一番おかしいと感じたのは日本語には「優れる」とか「そびえる」「似る」のような動詞があるが西洋諸語ではこれらを形容詞で表すんだ、だから日本語はユニークなんだ、みたいなことを書いていたところ。いやいや、「outdo」、「stand」、「resemble」という語をご存じなく・・・?「BメロはJポップにしか存在しない」みたいなことも言い出す始末で、本当にがっかり・・・。参考文献の9割9分が日本語っていうのもちょっといただけない。あと同じ話の繰り返しが多く単純に読みづらい。

木澤佐登志『ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち』(2019)

ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち

ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち

 

 べらぼうに面白かった。単純にダークウェブとは何なのかという知的好奇心を満たすものとして読める一方、自分の中でいまいち整理しきれてなかった(特に米国における)「オルタナ右翼」の動きがなんとなくつかめてきたのも大きな収穫。それにしても、やっぱり世の中にはありとあらゆるスペシャリストがいるものだなあ・・・。

そしてこの中に出てくるアダム・ハーパーによるヴェイパーウェイヴ論(しかもジャンル黎明期に書かれたもの)が読みたくて、何なら和訳に挑戦しようと思ってたら、なんとすでにショコラさんなるブロガーが翻訳されていました。すごい。

ameblo.jp

今週の事々(2019_02_04〜10)

  • めっちゃ久々に風邪(?)引いた

昨年の夏に帯状疱疹(軽め)をやった以外はここ4年位至って健康に過ごしてきたのだけれど、今回久々に大きな風邪を引いてしまった。めちゃくちゃ大事な時期なのに。

木曜の夜から具合が悪い→金曜昼に病院で受診&インフル陰性という結果だったんだけど、多少は快方に向かった土日を挟んで月曜日に熱が再上昇。そこから金曜の朝までずっと高熱。一人暮らしなので死ぬかと思いました。

しかもこれ絶対インフルだった。今回行った近所の病院はその帯状疱疹のときも「頭痛を伴う風邪だね」って言って葛根湯を処方してきたのだけれど、今回も「風邪だね」と葛根湯を処方された。検査の結果だから医師の腕とかじゃないんだろうけど、なんかもうやだ。もう一回検査受ければよかったんだろうけど、葛根湯を飲んで家でおとなしく寝ている方が楽だったので断念。 

 来年からは絶対インフルの予防接種受けようと思います。改心しました。

↓今週触れた作品のリスト↓

<音楽>

Beastie Boys『Paul's Boutique』(1989)

Bilal『1st Born Second』(2001)

DAOKO『私的旅行』(2018)

Jowan Safadi『نمرود』 

King Gnu『Sympa』(2019)

Lula Pela『Archivo Pittoresco』(2017)

MihTy『MIH-TY』(2018)

MIKE『War In My Pen』(2018)

Minne Riperton『Adventure in Paradise』(1975)

Okamoto's『BOY』(2019)

OutKast『Stankonia』(2000)

The Roots『Things Fall Apart』(1999)

Ski Mask the Slump God『STOKELEY』(2018)

Three 6 MafiaMystic Stylez』(1995)

YamieZimmer『Arsonist Under』(2018)

今週の事々(2019_01_28〜02_03)

 

↓今週触れた作品のリスト↓

<音楽>

Black Milk『Fever』(2018)

Bluems『恋について - EP』(2018)

Cedric Burnside『Benton County Relic』(2018)

charlie to∅ human『Soundcloud Joints』(2017)

Cypress HillCypress Hill』(1991)

Drake『Take Care』(2011)

Future『Future Hndrxx Presents: The WIZRD』(2019)

Jeff Ballard『Fairgrounds』(2019)

The Jimi Hendrix Experience『Electric Ladyland』(1968)

Lee Morgan『Candy』(1958)

Lil Gray『Tag Program / Talented and Gifted』(2018)

MASAHIRO KITAGAWA『POLYHEDRAL THEORY - EP』(2018)

NVDES『Vibe City Utah』(2018)

Members Only『XXXTENTACION Presents: Members Only, Vol. 4』(2019)

Miguel Araújo『Giesta』(2017)

MOST BADASS ASIAN『BADASS TRAP』(2018)

Obliteration『Cenotaph Obscure』(2018)

Protoje『A Matter of Time』(2018)

Public Enemy『Yo! Bum Rush the Show』(1987)

Robert Ashley『Private Parts』(1977)

Sneaks『Highway Hypnosis』(2019)

$tupid Young『True Story』(2018)

WeezerWeezer (Teal Album)』(2019)

Weny Dacillo『AMPM 2019』(2019)

 

William Tyler『Goes West』(2019)

宇多田ヒカル『初恋』(2018)

頭脳警察『悪たれ小僧』(1974)

松任谷由実『DA・DI・DA』(1985)

今週の事々(2019/01/21〜27)

最近はNetflixで狂ったようにスタンドアップコメディを見ています。最近になって日本のお笑い(というよりバラエティ)を全く信頼できなくなったので、逃げ込むように海外のコメディに。SNLや同じくNetflixの「コメディアンの世直し改造計画」を見ていたんだけど、がっつりスタンドアップコメディを見ようと思って、「世界のコメディアン」というシリーズを見始めました。

世界の13の地域(アメリカ、カナダから始まり、メキシコ、南アフリカ、インドまで!)のスタンドアップコメディアンたちがそれぞれ30分位のステージを披露するというこの番組、サイズもちょうどいいし、なにしろセレクションが幅広いので飽きるということがない。男性も女性も、ゲイもレズビアンも、コーカソイドも有色人種もぜ〜んぶある。今の所アメリカ、カナダ、イギリスを見終わったところ。特に面白かった3人をピックアップ。

<ニール・ブレナン>

「まずはみんなの信頼を得るためにトランプネタから始めよう」という彼は、このシリーズきっての政治ネタコメディアンで、それは彼が一人で1時間ステージに立つ「ニール・ブレナンと三本のマイク」を見ればもっと楽しめる(この番組の中で彼はうつ病と戦ってきた過去も告白している)。ネタはジェンダーの話から男女間のパワーバランスの話に。ところどころで女性をチクリと攻撃しながらも、同時に以下に男がバカであるかを熱弁する彼の話は、皮肉に満ちていてとにかく安心して見られる。下ネタも多いのに品があるように見えるのは、眼鏡にひげというインテリな見た目も効いてる。

<ジョエル・ドメット>

とにかく楽しそうに話をするイギリス人。飛行機の中でトイレに行く話や父親との関係の話も楽しいんだけど、子供の頃にいじめられていたやつに対して「ネットフリックスに出るんだぜ?俺の勝ちだろ」と勝ち誇るシーンはとにかく痛快。

<ニッシュ・クマール>

インド系イギリス人であるニッシュ・クマール。ボードゲームモノポリー」がいかに子供に対して有害であるかという話や、デイヴィッド・ボウイやプリンスのコンサートに一人で行った話、コールドプレイのドラマーになりたいという話など、ネタの面白さがとにかく抜群(コールドプレイのドラマーが『ゲーム・オブ・スローンズ』に出てるって知ってました?)。

↓今週触れた作品のリスト↓

<音楽>

Adekunle Gold『About 30』(2018)

Amnesia Scanner『Another Life』(2018)

Big K.R.I.T.『TDT』(2019)

Black Star『Mos Def & Talib Kweli Are Black Star』(1998)

Carole KingTapestry』(1971)

Eduardo Falú『Folklore d'Argentine』(1959)

Eric B. & Rakim『Paid in Full』(1987)

Geto Boys『We Can't Be Stopped』(1991)

Jeru The Damaja『The Sun Rises in the East』(1994)

www.youtube.com

Premierのトラックがキレキレ。後年のミニマルな感じが「Come Clean」あたりですでに萌芽しているのは多くの人が指摘している通り。Zeebraが大きく影響されたというJeruのラップもかっこいい。

Lauryn Hill『The Miseducation of Lauryn Hill』(1998)

MaisonDe『The MaisonDe - EP』(2018)

MUD『VALUE THE PRESENT』(2018)

New OrderSubstance』(1987)

ORIGINAL LOVE風の歌を聴け』(1994)

peavis『Slowly Tape 1』『2』(2018),『3』(2019)

Queen Latifah『All Hail the Queen』(1989)

RYKEY『AMON KATONA』(2015)

Sadistk『Altars』(2017)

Sadistik『Salo Sessions II』(2018)

Scarface『The Diary』(1994)

Shinichi Atobe『Heat』(2018)

Sleep『The Sciences』(2018)

Souls of Mischief『93 'Til Infinity』(1993)

TAKUMA the great『BOOMBAP SAINTS season3』(2018)

Tommy Genesis『Tommy Genesis』(2018)

Tracy Chapman『Tracy Chapman』(1988)

Voivod『The Wake』(2018)

Yaeji『EP2』(2017)

YNW Melly『We All Shine』(2019)

シャムキャッツ『Virgin Graffiti』(2018)

梅田サイファー『Never Get Old』(2019)

www.youtube.com

異端、邪道、亜流、上等 / 被差別日本語ラップ代表」(R-指定)というラインが示すとおり、この作品は「ジャパニーズ・ヒップホップ」などでは決してなく、あくまで「日本語ラップ」であろうとする。BAD HOP「Kawasaki Drift」への回答「OSAKA ANZEN UNTEN」にもそれは顕著。あくまで「おれらラップすっきゃねん」というアティテュードが痛いほど伝わってくる。それが良いとも悪いとも思わないし、一つの色として楽しめば大丈夫。少し過剰なほどの「身内ネタ」感も、「サイファー」という言葉を全国区まで広めた彼らならではの妙味。青春パンク的なノリで割り切ってしまえばオーケーなのだ。

今週の事々(2019/01/15〜20)

↓今週触れた作品のリスト↓

<音楽>

António Zambujo『Rua da Emanda』(2014)

Avantdale Bowling Club『Avantdale Bowling Club』(2018)

www.youtube.com

ニュージーランドのジャズ・ヒップホップバンド。Tom Scottというラッパー(?)のソロプロジェクトらしいんだけど、なんだか佇まいが故・Mac Millerに似てると思うのはぼくだけか?こういうバンド形態のヒップホップって言っちゃ悪いけどラップがつまらない物が多い中で、かなりスキルフルでずっと聞けちゃいます。

Bear Hands『Blue Lips / Ignoring the Truth / Back Seat Driver』(2019)

Brand X 『Moroccoan Roll』(1977)

Common『Like Water for Chocolate』(2000)

Fugees『The Score』(1996)

James Blake『Assume Form』(2019)

Kool G Rap『4, 5, 6』(1995)

Luísa Sobral『Rosa』(2018)

Mos Def『Black on Both Sides』(1999)

NasIllmatic』(1994)

Nashville Pussy『Pleased to Eat You』(2018)

New York Dolls『New York Dolls』(1973)

RENE MARS & Ry-Lax『Contrast - EP』(2018)

Silent Servant『Shadows of Death and Desire』(2018)

Slikback『Lasakaneku』(2018)

Sly & The Family Stone『Fresh』(1973)

Sonny Rollins『Saxophone Colossus』(1957)

Sonny Rollins『Way Out West』(1957)

Sonny Rollins『Our Man in Jazz』(1963)

The Staple Singers『Freedom Highway』(1965)

T.I.『Trap Muzik』(2003)

Talk Talk『Spirit of Eden』(1988)

iga.hatenablog.com

二週目にしてかなり苦戦。歌詞が出てきたりすると全然訳しきれない・・・。

Vulfpeck『Hill Climber』(2018)

50 Cents『Get Rich or Die Tryin'』(2003)

小西真奈美『Here We Go』(2018)

ぼくのりりっくのぼうよみ『没落』(2018)

『Always Proper - Therapy Sessions, Vol.2』(2018)