なんでもかんでもはむり

書きたいものだけ書く。音楽、映画、本がメイン。

今週の事々(2018/07/09~15)

月曜日。やっとこさDrakeの新譜を聴く。Kanyeプロデュース勢に対抗したのかどうかはわからんが、とにかく上質なヒップ・ホップとR&Bが90分も聴けるというのはうれしい。何周も流しながら聴くのが正解かもしれない。

そして最近日本のクラウドラップ(という呼称でいいのか?)がアツい。というかおそらくだいぶ前からアツかったのだろうけど、最近フォローし始めた。

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ここからどんどんあがってくるんだろうなあ。楽しみ。

火曜日。SALULDHに移籍との報。間違いなく今現在SKY-HIに続いてマスに受けるラッパーが、その人気・ポテンシャルに見合う活動規模を手に入れたという感。どんなスタイルでも乗りこなしちゃうし、いけてる若手をきちんとフックアップしてくれる存在って、日本では稀有。目指せ日本のDrake。

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そして沖縄のヒップ・ホップがアツい。MAVEL関連の2作(『4DAYS』、WeeDick『WeeDick』)を続いて聴いた。

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両作に関与していると思われるトラックメイカー・mosaic404とともに注目しておきたい存在だ。

水曜日。アップアップガールズ(仮)『5thアルバム(仮)』がなかなかよい。特に大人っぽい雰囲気のR&Bナンバー「ナイトフライト」が名曲。

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でもフェアリーズの2枚目『JUKEBOX』はそれを上回る出来で名盤。

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80~90年代のポップスのにおいがプンプン香るものの音使いとかは今っぽくて現代のアイドルソングとして申し分なし。歌唱力の高さも楽曲の完成度に直結してて素晴らしい。

木曜日。Childish Gambinoの「Summer Pack」なるシングルが登場。納涼の一枚といった趣きで素晴らしい。

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KANDYTOWN勢久々のリリースはKIKUMARU。個人的に彼のラップは好みではないけれど、ゲスト勢がかましていてよい。とくにQN、BESがかっこいいラップをしてる。ビートも珠玉の出来。

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金曜日。フィラデルフィアの雄、Freewayの新作を聴く。Lil Wayneのラップもキレキレなこの曲をはじめ粒ぞろいの良作。Lil Uzi VertからJudakissまで、という客演の振れ幅もよい。

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OLD DAYS TAILOR『OLD DAYS TAILOR』が素晴らしい。日本語でのフォーク・ロックがこれ以上ないほどにストレートに、スマートに演奏されるのを(ぼくが不勉強なのもあるが)聴いたことがない気がする。何度も何度もリピートすること間違いなしの名盤。

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土曜日にはこのバンドの母体にもなっている森は生きているのアルバムも聴いた。

日曜日。この日はひたすらグッドウッド・フェスティバルのライブストリーミングを見ていた。

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大昔のレーシングカーから最新のスーパーカーまで、古今東西ありとあらゆる車が集結し、グッドウッド卿の私有地内(!)のコースを走行するという、カーマニア垂涎のイベント。一日中見てても飽きない。一度現地で見てみたい。

KREVAが新曲を公開。8月発売の新作は5曲入りとのこと。

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「思いついたものを一日で曲に仕上げる」ことをテーマとして取り組んだという作品。この「存在感」も彼にしかできない(というか彼以外のプレイヤーが挑戦しない)タイプの一曲。これを地上波の「音楽の日」で披露したらしいのだが、大衆に受け入れられるとは思い難い。でもそれをテレビにかけちゃう精神は素晴らしいと思う。

G.RINA鎮座DOPENESSZEN-LA-ROCKの3名によるユニット・FNCYが新曲を公開。

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人気と作品数が最も釣り合っていないラッパーの一人である鎮座DOPENESSだけど、これでアルバムとか作ってくれるととてもうれしい(ほんとはソロで作ってほしいんだけどね)。ミックスがD.O.I.、MV監督がMr.麿とMMM、アーティスト写真にcherry chill willと周りを固める布陣からも本気度合いが伝わってくるので、楽しみにしたい。

今年のXXL Freshmen Cypherが公開されているけど、J.I.D.とSki Mask The Slump Godによるこの回がベスト。

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J.I.D.は言葉遊びもフロウもスキルフルで思わずニヤケてしまう。

「Picture a nigga steppin' into the game that's already lit, just add a little coal to flame it」(俺はラップゲームに入った時からすでにアツかったけど、そこにさらに炭(coal)を少々足されたぜ)という最初の一行でJ.Coleに認められてることを自慢しているんだけど、こんな感じでずっとダブルミーニングとか単語同士をかけたりとかやってることがうまい。アルバム聴こう。

Ski Mask The Slump Godは盟友・XXXTENTACIONに捧げるアカペラヴァースで泣ける。

↓最後に今週触れた作品のリスト↓

<音楽>

A.G.『The Taste of AMBrosia』(2018)

Can『Tago Mago』(1971)

Candlemass『House of Doom - EP』(2018)

Christina Aguilera『Liberation』(2018)

Drake『Scorpion』(2018)

Fantastic Negrito『Please Don't Be Dead』(2018)

Freeway『Think Free』(2018)

Immortal『Northern Chaos Gods』(2018)

Jedi Mind Tricks『The Bridge and the Abyss』(2018)

KIKUMARU『711』(2018)

KIRINJI『愛をあるだけ、すべて』(2018)

Lui Hua『GLASS』(2018)

Maison book girl『elude - EP』(2018)

MAVEL『4Days』(2018)

Meek Mill『Legends of the Summer - EP』(2018)

OLD DAYS TAILOR『OLD DAYS TAILOR』(2018)

RITTO『OWN GOAL』(2018)

SKOLOR『Bethere - EP』(2018)

Teyana Taylor『K.T.S.E.』(2018)

WeeDick『WeeDick』(2018)

アップアップガールズ(仮)『5thアルバム(仮)』(2018)

踊Foot Works『odd foot works』(2018)

加藤ミリヤ『Femme Fetale』(2018)

日食なつこ『空中裁判 - EP』(2018)

はっぴいえんど『風街ろまん』(1971)

パソコン音楽クラブ『DREAM WALK』(2018)

平井大『WAVE on WAVES』(2018)

フェアリーズ『JUKEBOX』(2018)

森は生きている『森は生きている』(2013)

ゆるふわギャング『Mars Ice House II』(2018)

今週の事々(2018/06/25~07/08)

月曜日と火曜日はサークルの公演があった。3年生の引退公演。頑張った後輩たちが花を持ってニコニコしている姿はステキだった。でもそろそろぼくも完全に引退しようかなあ。

水曜日。SKY-HIの「Story of "J"」をMC松島がビートジャック。

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こっちの解釈の方が全然好感が持てる。「日本でも発砲事件が起きて / セネガルでもごみは拾う」これはパンチライン。そして今週リリースされた『BIRTH OF HAMAMOGERAP』はサイコーのサイテー作品になっているのでぜひ聴いてみてほしい。前々からメチャメチャ語でバトルをしたり、DJのスクラッチとバトルをするなどノンバーバルなラップを試してきた彼の集大成的作品。その冒険心を賞賛したい。

木曜日。AKLOZORNのコラボ第2弾が到着。

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この二人のラッパーの二面性がよくわかる2曲になってる。特にAKLOのこういう「純日本語ラップ曲」って珍しい。良いラッパーだなあとしみじみ。

そしてD.O.が逮捕。UZIの時ほどの驚きはないし、彼の場合はいつ捕まってもおかしくないようなキャラクターだから全然気にしてない。また戻ってきて楽しいラップを聴かせてくれればいい。

ここから約一週間、病床に伏していたため大した記録はなし。とにかく帯状疱疹はきついぞ。1週間以上変な神経痛が続くんだから。そして何より働き始めるのが1週間遅れたこと、水曜日のカンパネラのコンサートを逃したことが悔しすぎる。やっぱり健康が一番だわな。

頭がずっと痛いもんだから音楽を聴きながら安静に・・・と思っていてもすぐ眠ってしまって全く新譜を消化できず。フラストレーション。

回復してからはちょいちょい聴いてたけど、もうまとめるのが面倒なのでリストだけ列記するとして、まとまった文章は来週から再開します。申し訳ございません。

↓最後に今週触れた作品のリスト↓

<音楽>

THE BASSONS『かっこいい音楽が聴ける盤』(2018)

The Beatles『Yellow Submarine』(1969)

Billy Laurent『BLUE MOON - EP』(2018)

Bullet for My Valentine『Gravity』(2018)

THE CARTERS『EVERYTHING IS LOVE』(2018)

cinema staff & アルカラ『undivided E.P.』(2018)

DJ Afrika Bambaataa『Death Mix - Live』(1983)

ELIONE『UNCHAINED』(2018)

Jorja Smith『Lost & Found』(2018)

Lyrical School『WORLD'S END』(2018)

MC松島『BIRTH OF HAMAMOGERAP』(2018)

R+R=NOW『Collagically Speaking』(2018)

おとぎ話『眺め』(2018)

けやき坂46『走り出す瞬間』(2018)

サイプレス上野とロベルト吉野『ヨコハマジョーカーEP』(2004)

水曜日のカンパネラガラパゴス』(2018)

菅原卓郎『今夜だけ俺を - EP』(2018)

鈴木愛理『Do me a favor』(2018)

仙人掌『BOY MEETS WORLD』(2018)

チャットモンチー『耳鳴り』(2006)

チャットモンチー『生命力』(2007)

チャットモンチー『告白』(2009)

チャットモンチーAwa Come』(2010)

チャットモンチー『YOU MORE』(2011)

チャットモンチー『変身』(2012)

チャットモンチー『共鳴』(2015)

チャットモンチー『誕生』(2018)

<映画>

『ワイルド・スタイル』(1982)

<書籍>

オリヴァー・サックス『音楽嗜好症 脳神経科医と音楽に憑かれた人々』(2010)

藤田祥平『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』(2018)

今週の事々(2018/06/18~24)

月曜日。地震のニュースに心を痛め、呂布カルマの「大阪、地震も含めて楽しかった」ツイートに腹を立てながら、青森県立美術館「絵画の絆『フランスと日本』展」鑑賞。

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「アトロク」で(確か)日比アナが言っていた「ポストカード4枚」の習慣をやってみた。僕が選んだのは岡鹿之助『積雪』(自作だというキャンヴァスの質感が素晴らしかった!)、ジュール・パスキン『緑衣の女』(けだるい表情がよかった)、モイーズ・キスリング『ルーマニアの女』(この展覧会で一番気に入った。綺麗な女性!)、クロード・モネ『セーヌ河の朝』の4枚。「印象派」とかよくわかってなかったけど、なんだかわかった気になったし楽しめた。美術館もっと通おう。

なんだか帰省中にヒップ・ホップ関連のニュースがたくさんありすぎて、しかもどれもいいニュースではなく、なんだかげんなり。NasのアルバムもKanyeプロデュースだったり、それが結構大胆な剽窃だったり、6ix9ineがChief Keefを挑発し続けていたり、Rich The KidがGFの家で強盗に襲われたり。もうなんだかなあ。Jay-ZとBeyoncéのアルバムは楽しみ。

そんな中聴いたJoey Bada$$のデビュー作『1999』(最近サブスク解禁に)が素晴らしかった。新作の発表も近いそうで、楽しみったらありゃしない。

KID FRESINOのこの曲のMVが公開。「Coinsidence」と両A面で出てたんだね。知らなんだ。

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火曜日。いきなりXXXTENTACION銃殺のニュースが。もうやりきれんよ・・・。多くの問題を抱えた人間だったけれども、そこから音楽を使って脱していこうとする強い意志が見えるアーティストだったのに。ほんと、ほんとに報われないよ・・・。日本にも来てほしかったし、もっともっとこの人の曲を聞きたかった。

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今年のアルバム『?』はどんどん新境地を切り開いていく傑作だった。ご冥福をお祈りします。

 水曜日。たまっていた「アトロク」を消化。先週金曜日の「グラドル総選挙」はこれまでで一番狂った企画で最高だった。真面目な特集ももちろん聞きごたえ抜群なんだけど、もっとクレイジーな特集ももっと聴きたいかなあ。

SD JUNKSTAのWAXのアルバムが良かった。夏らしい爽やかなチューンが満載。

そして『ワンダー 君は太陽』を鑑賞。なんと木曜日までの1週間が「TOHOシネマウィーク」ということで会員は1100円で映画を見れたらしい。知らなかった・・・。

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昨年公開された『ギフテッド』を思い出させるような、家族のいいお話。描いていることは間違いなく大切なことだけれど、映画としては疑問符の残る出来。もちろん子供ができたら見せたい一本ではあるけれど、あまりにも子供向けすぎた気もする。あのいじめっ子の退場のさせ方はとにかく後味が悪い。

一日飛んで金曜日。新宿武蔵野館にて『スパイナル・タップ』(1984)を鑑賞。

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昔からタイトルは聴いたことがあったが、まさか日本未公開だとは思ってなかった。それが何故か(本当に何故か)このタイミングで日本初公開。金曜の夕方にもかかわらずそこそこの客入り。ロックバンドあるあると最高のギャグが織りなす至福の82分間だった。Tシャツを買いそうになって思いとどまった。でも帰ってきてからやっぱほしいなと思っている。

Kamasi Washingtonの新作を聴く。冒険的なリズム、スリリングなインプロ、そして壮大な空気感。現代のジャズをここまできちんと聴いたのは初めてに近いくらいだったけど、そんなぼくにもすごさが伝わる作品だった。ヒップ・ホップを経由している分いささか聞きやすい。

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SKY-HIが個人のアカウントで「The Story of "J"」を公開。

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昨年の「キョウボウザイ」「0570-064-556(1-800-273-8255 Remix)」からの流れにある「コンシャス」なラップ。鍵括弧付きで言わなきゃいけないのが残念だけど。この曲も暗喩が安直なように感じるのと、日米関係と北朝鮮の複雑な歴史を単純化してしまっているように感じる。コンシャスだからと言って手放しで褒められたものではないというのは確か。なんだかなあ。「ポリティカルぶってるけど全然ポリティカルじゃない」というこの曲のディスの方が的を得ているように感じてしまう。

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 また一日飛んで日曜日。F1世界選手権第8戦、10年ぶりのフランスGP。

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上位争いはちょっと置いといて、中団~下位争いの話を。

ザウバーの新人、ルクレールがすごく良い。チームメイトのエリクソンと比べると一目瞭然。今回も見事に予選8位、決勝10位。貴重な貴重なポイントを持ち帰る。将来が楽しみな一人。

ハース・グロージャンは本当にどうしてしまったんだろう。今回もペースが上がらずポイント圏外。マグヌッセンは着実にポイントを重ねているのに・・・。

そして名門マクラーレン、ウィリアムズの凋落がひどい。両チームともに今回はレースになっていなかった。アロンソは来年からインディに挑戦した方がいいのでは?せっかく駄々こねてルノーPUにしてもらったのに全然楽しくなさそうだし。後進に道を譲るという意味でも引退が賢い選択だと思う。

↓最後に今週触れた作品のリスト↓

<音楽>

ACIDMAN『equal』(2004)

BAD HOP『BAD HOP HOUSE』(2018)

Fuji Taito『Bangaz -EP』(2017)

GHOST『Prequelle』(2018)

Joey Bada$$『1999』(2012)

Kamasi Washington『Heaven and Earth』(2018)

King Princess『Make My Bed -EP』(2018)

Nas『Nasir』(2018)

NAV『RECKLESS』(2018)

Pain of Salvation『Be』(2004)

The Q-Continuum『Organ Kane's Quintessential Grooves』(2004)

Ski Mask the Slump God『BEWARE THE BOOK OF ELI』(2018)

sora tob sakana『alight ep』(2018)

SUKISHA『Segment of Cakes』(2018)

WAX from SD JUNKSTA『Gohstone a.k.a. Delico. 8』(2018)

Ying Yang Twins『Me & My Brother』(2003)

Yuskey Carter『Next Episode II』(2018)

甲田まひる a.k.a. Mappy『PLANKTON』(2018)

ポルカドッドスティングレイ『一大事 - EP』(2018)

呂布カルマ『SUPER SALT』(2018)

<映画>

『麻薬密売人 プッシャー』(1997)

ワンダー 君は太陽』(2017)

スパイナル・タップ』(1984)

<書籍>

立山秀利『入門者のExcel VBA 初めての人にベストな学び方』(2012)

今週の事々(2018/06/11~17)

月曜日。どんよりした日が続いてげんなり。

F1世界選手権第7戦カナダGPはセバスチャン・ベッテルの「完全優勝」(グランドスラムは逃したものの)。

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中団勢の争いは結局ルノーワークスが頭一つ抜き出ているのか。フォースインディアもマクラーレンも今回は成す術なしといった感じだった。

 火曜日と水曜日のことは書いたんだけど消えちゃったんでもう書かない。新しいパソコンほしいな~。

木曜日。ボルチモアのエクスペリメンタルR&Bシンガー、serpentwithfeetのデビュー作『soil』がよかった。

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ついに本命、MC松島が「This Is Japan」をアップ。

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おそらくこの人が最後で打ち止めなんじゃないかなあ。この件はまずあんなダンサーに先を越されてしまったラッパーたちがちょっと情けない。あと、やっぱり曲だけじゃそんなに盛り上がらないのは、やっぱり本家のようなビデオが作れないことが一要因(ビッグバジェットだしね)。と同時にそれは本家「This Is America」の曲単体としての弱さを浮き彫りにしているともいえる。ラッパーとしてはもっと言葉を詰め込みたいトピックでもあるだけに、やっぱりビデオにメッセージ性を全部託してしまった本家と比べると消化不良の感は否めない。

この日は映画を二本鑑賞。まずはラリーが題材である『OVER DRIVE』。

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ただでさえモータースポーツが題材となる映画自体が少ないのに、その中で「いいな」と思える作品は少ないのが実情。この映画はそれなりに頑張ってはいた。でもやっぱり役者陣の実力なのか、はたまた演出の仕方なのか、とにかく「ザ・邦画」なセリフ回し・キャラ設定・展開に辟易。最も恐れていた事態は避けているけれど、それでも万人に胸を張ってお勧めできる作品ではない。

そして大本命『万引き家族』。

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常に「家族」をテーマに作品を作ってきた(といっても全作品見ているわけではないが)是枝監督の、まさに総括となるような一大作品。素晴らしかった。『フロリダ・プロジェクト』と対比すると何か見えてくることがありそうなので、時間見つけて何か書こうと思う。

土日は帰省して旧友にあったりしてたので、あまりここに書くようなことはしてない。母校の授業公開に行って高校生気分を味わったり、地元の祭りに行ったりしてた。休んだ。

↓最後に今週触れた作品のリスト↓

<音楽>

The Beatles『Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band』(1967)

CHAI『わがまマニア - EP』(2018)

Go Go Penguin『A Humbrum Star』(2018)

Junior Boys『Last Exit』(2004)

MALIYA『ego』(2018)

Ne-Yo『GOOD MAN』(2018)

serpentwithfeet『soil』(2018)

Snail Mail『Lush』(2018)

Survivor『Survivor』(1979)

Zaytoven『Trapholizay』(2018)

陰陽座『覇道明王』(2018)

ラストアイドル『君のAchoo!』(2018)

<映画>

OVER DRIVE』(2018)

万引き家族』(2018)

今週の事々(2018/06/04~10)

月曜日。ぼくが一番好きなおばさんこと土岐麻子の新譜『SAFARI』が素晴らしい。

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この人の音楽は「シティ・ポップ」という名前通り都市がテーマなのだけれど、それをサバンナに例えてしまう飄々とした感じがあって好き。

auマンデイということでTOHOで映画を二本鑑賞。『友罪』『デッドプール2』。前者は劣化版『怒り』といった感じで(取り扱っているテーマは微妙に異なっているが)イマイチ乗れず。話を詰め込みすぎて消化不良感。後者はもう好き勝手やり放題。レイトショーでかなり眠かったので全部理解できたかと言われるとビミョーなんだけども、楽しめたのは確か。

火曜日。どこかのレイムなダンサーがアップした「This Is Japan」が大炎上。トレンド入りまでしてたのはさすがに驚いた。一番だめだなあと思ったのが炎上したのが原因で本人たちが動画を削除したこと。そんなすぐ削除しちゃうような作品なら最初から世に出さなければよかったのに。もう何から何までダメダメだ。

これに怒ったItaqが出したこの曲は良かった。

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でももともとの曲は歌詞は全く鋭くないというか、映像込みで深読みさせるつくりだからこれもこれでちょっと違う気もする。

アトランタのLil Babyのアルバムが良かった。ありがちなトラップ系なんだけど、メロディやフロウが他のMCに比べてよく練られている印象。

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この日はRYKEY、仙人掌、Crack Brothersというものすごいメンツを連続して聴いたら頭が完全にやられてしまった。中でもCrack Brothersは大大傑作。

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FEBBが生前手掛けてきた多くのプロジェクトがこれからも世に出ていくらしく、楽しみであり、哀しみでもある。

フリースタイルダンジョン」、ニガリが100万円獲得。Lick-Gからの間隔が短いからっていうのもあるかもしれないけど、ちょっと驚きだよね。でも、ニガリぐらいのポテンシャルさえ持っていれば般若までは行けるくらいのハードルでもいいっちゃいい気がする。逆に言うと初代モンスターが鉄壁すぎた説。

水曜日。A$AP Rocky『TESTING』からSkpetaとの「Praise the Lord」のMVが公開されてた。

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この曲アルバムの中でもお気に入り。シンプルにノリがいい。

再結成して10年ぶりのアルバムだというLight This City『Terminal Bloom』がよかった。

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ハードコア臭もほのかに香るハイテンションなメロディックデスメタル。こういうバランス結構好み。

物凄く今更だけどJ. Coleの『KOD』を聴いた。

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どうやら今年は今のところ彼が一番間違いないことを言ってるっぽい。Lil Pumpとの対談をしたりとか、行動がいちいちかっけえんだよなあ。プロデュースも全曲本人とは恐れ入ったなあ。

この日のアトロクは「超・プロテストソング特集」。個人個人にとってプロテストソングである曲を集めたというこの本は絶対に面白いし、絶対買う。日比アナの乃木坂の話も素晴らしかった、本当に。

超プロテスト・ミュージック・ガイド (ele-king books)

超プロテスト・ミュージック・ガイド (ele-king books)

 

木曜日。無事に就活が終了。うれしさと感謝と緊張。

二人のバイリンガルラッパーがともにやばすぎるトラックをドロップ。

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MIYACHIは独特すぎる言語感覚がものすごくくせになるし、AKLOZORNと一緒にパンチラインを量産してる。「東京オリンピックむしろ俺を運べRunners」って。やばい。字面から字面以上の想像を掻き立てるというのがリリカルさの指標の一つだと思うんだけど、そのお手本みたいなライン。ZORNはライムがすごい。

金曜日、この記事を書いたところ、ZORNのオフィシャルアカウントにリツイートされ結構伸びた。ありがたい。

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jjjとKID FRESINOによる、FEBBにささげる一曲が公開された。

若い人の死はやりきれないなあやっぱり。

 土曜日。ろくでなし大学教授10人が合法ドラッグ撲滅に奔走するイタリアのコメディ映画『いつだってやめられる10人の 怒れる教授たち』(2017)鑑賞。コメディとしての破壊力がなかなか。劇場で大きな笑いが起きてるの聞くのはいいなあ。

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 日曜日。Kanye West3連発最後の一撃、KID SEE GHOSTSを聴いた。これも7曲という短いアルバムで、まさか3週連続リリースを見越して「777」を狙ったのか?なんて思ったりして。この3作品の中ではPusha T『DAYTONA』が一番好きです。ジャケットの問題はさておいて。

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Drakeとのビーフもひとまず休戦宣言。

CHVRCHESの新譜もすごく良かった。

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ここまでド直球のポップスを聴いたのは久々。でも隅々まで好きのないサウンドで圧倒される。

Jamie Isaac『(4:30) Idler』はリズム的な冒険も冴えわたるSSWの傑作。

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最近音楽ばっかり聴いているので、来週は映画とかラジオとかにも割ける時間が増えればいいなあ。最後の夏休み、最後の3週間を満喫せねば。

↓最後に今週触れた作品のリスト↓

<音楽>

AKLO『MIXTAPAS - EP』(2018)

At the Gates『To Drink From the Night Itself』(2018)

Bleeding Through『Love Will Kill All』(2018)

Burn The Priest『Legion: XX』(2018)

CHVRCHES『Love Is Dead』(2018)

Crack Brothers『03』(2018)

Hecate Enthroned『Dark Requiems... and Unsilent Massacre』(1998)

Iron Maiden『Dance of Death』(2003)

J. Cole『KOD』(2018)

Jamie Isaac『(4:30) Idler』(2018)

KANA-BOONアスター - EP』(2018)

Kataklysm『Meditations』(2018)

KIDS SEE GHOSTS(Kanye West & Kid Cudi)『KIDS SEE GHOSTS』(2018)

Light This City『Terminal Bloom』(2018)

Lil Baby『Harder Than Ever』(2018)

LUCKY TAPES『22 - EP』(2018)

MINMI『Identity』(2018)

RYKEY『John Anderson』(2018)

Shawn Mendes『Shawn Mendes』(2018)

SUSHIBOYS『WASABI - EP』(2018)

仙人掌『Word From... - EP』(2018)

土岐麻子SAFARI』(2018)

THE BLUE HEARTS TRIBUTE HIPHOP ALBUM 終わらない歌』(2018)

<映画>

友罪』(2018)

デッドプール2』(2018)

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』(2017)

<書籍>

宇野常寛『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』(2018)

AKLO「FUEGO feat. ZORN」、ZORNのバース分析

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「A to Zツアー」で全国を回ることが発表されているAKLOZORNが、昨日の夜コラボ曲「FUEGO」を発表。

"FUEGO"とはスペイン語で「火」の意。両者ともバース内では自身を火に例えたセルフボーストをこれでもかという程に畳みかけている。

俺のLiveに行けば日サロに行くよりも焼ける
SexyなLadies 知ってるみたいでやたら薄着だぜ
いつも俺が居ればSummer遠慮なし皆Turn Up
東京オリンピックむしろ俺を運べRunners

AKLOのバースのシメの4小節なんかは素晴らしい。

もちろんAKLOのバースもこの通りリリックはもちろんライムやフロウも一級品なんだけど、やはり言うべきかZORNのバースは韻の連打がすごい。ということでEminemに続いて2度目のライムスキーム分析。

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このバースを分析していて驚いたのは、5文字(5音節)以上の韻を繰り返し踏んでいることはもちろん、それを次のスキームに持ち越すということをかなり意識してやっている点。

画像の中の黒い直線は4節ごとの区切りなのだが、第1区画のピンクの塊が第2区画のところに出てきたり、第2区画の黄色い塊が第3区画に出てきたりと、非常にテクニカル。一聴しただけだと「ケツできれいに踏んでるな」ということしかわからないんだけど、じっくり読むとそういうことをやってたりする。

そしてZORNはバースの入りで持っていく力がすごい。「ないところ」「台所」「火事の元」「(小)さい炎も」で踏んでいるだけじゃなくて、「マッチ一本」と「あん時の」でも踏んでるから3行目4行目はほぼ12文字完全韻を構成してる。

あとすごいカジュアルなんだけどかっこいいのが「来る」「クール」「フーフー」・・・と続くところは小節をまたぐ形ではっきり発音されてるからグルーヴィー。

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後半はまたまた長めの韻が目立つものの、1~3文字の短い韻がその間を縫うようにして踏まれていることに気づく。

第3区画は「生卵」と「変わっちゃうかも」という少々怪しげな韻でありながらも、3連のフロウの中に「a」の音を効果的に入れることで推進力を保っている。

それはシメの第4区画でも同じことで、「(地球温暖)化の主原因」「(今)夜のステージ」だけかと思いきや緑色の下線で示した「ao」の韻が細かく入っている。口に出してラップしてみるとよくわかるんだけど、これがあるのとないのとでは耳障りが大きく異なっていたはず。最後まで抜かりない。

 

リリックの内容的にも、「火事の元」「119」「地球温暖化」「環境省から呼び出し」という火や熱さに関したワードがポンポン入っていて想像力が掻き立てられる。やっぱりZORN、とてつもない才能の持ち主である。

今週の事々(2018/05/28~06/03)

月曜日。ゆるめるモ!のベスト盤『音楽よ回れ!! MUSIC GO ROUND ~ゆるBEST!~』を聴いた。一番食らったのは「私へ」のなかの「私の取り扱い説明書 勝手にやり取りしないでよ」という一節。

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今更ながらEspeciaのデビューフルアルバム『GUSTO』(2014)を聴いた。良い。端的に言って良すぎるぞ。

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そして、これまでおそらくプライベートやイベント等では親交の深かったtricotの中嶋イッキュウとDALLJUB STEP CLUBが、ついに曲で共演。彼女のブランドSUSUの限定ショップのコンセプトソングとな。かっこいい。

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火曜日。今バトル界隈で大人気のONO-Dの音源がSoundcloudにあったので聴いてみた。

 NiiSANのも。二人ともめちゃくちゃイケてる。多分ぼくが知らないだけでもっともっとイケてるMCっているんだろうなあ。

BiSHの新曲「Life is beautiful」は正直言ってかなり期待外れ。

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ある意味「オーケストラ」以降というか、いわゆる「エモい」曲を得意ジャンルとして勢力を伸ばしてきた彼女たちだけれど、ここまでくるとBiSHでやる意味は皆無なのでは。どこか危険なほどに「刺さる」曲を作ってきたのに、この曲はMVも含めすべてが「安全」すぎる。アルバム『GUERRiLLA BiSH』以降はこの傾向がかなり顕著で、少し心配。

僕が現在唯一リアルタイムで追っかけている永椎晃平星野、目をつぶって。』の最新刊二つをまだ読んでなかったので読んだ。

 段々と感情のぶつかり合いのカタルシスがなくなってきた気もするけど、まあここまで来たら惰性で読み続けよう。

乃木坂46西野七瀬星野みなみ欅坂46渡辺梨加の写真集・フォトブックをまとめ買い。中でも渡辺梨加の『饒舌な眼差し』は良い。

欅坂46 渡辺梨加 1st写真集 『饒舌な眼差し』

欅坂46 渡辺梨加 1st写真集 『饒舌な眼差し』

 

 圧倒的な美しさ、そしてバラエティで見せる寡黙ながら無邪気な可愛さ。それがギリシャという「美」の国で光り輝いている。中でもお団子にして子供たちと戯れている写真はもう何もかもが完璧だ・・・。三つ編みも捨てがたいけど。

祝・ビルボード首位、というわけでもないけれど前から興味のあったBTSを聴いてみた。本格エレクトロ・R&B・ヒップホップって感じでめちゃよい。

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フリースタイルダンジョン」、ニガリ旋風が止まらない。呂布カルマ戦は二人とも筋を通しながら細かいライミングでラップを作り上げてく名勝負だった。それでもやっぱチャレンジャー気質のニガリが一歩上手だったか。崇勲は下手に間を空ける癖がついていてしまって、正直最近はうだつが上がってないご様子。このままだとこないだJAKEに言われてた「スキル磨くの諦めたおっさん」になりかねない。

 水曜日。けやき坂46のアルバムから1曲MV公開に。

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一人一人の名前とか番組と下での振る舞いを知ってたらもっと楽しめるんだろうなあと思う反面、そう思わせてしまった時点でアーティストという本業の敗北なような気もする。でもかっこいい。

MC松島のこのツイート、まさに我が意を得たりといった感じ。1文字2文字でカジュアルに踏めばいいのに、というMCはたくさんいる。特にフリースタイル界隈。

 木曜日。AKLOとANARCHYのコラボが実現!

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ANARCHYってAwichとも曲やってたりして、バリバリ現役のスキル持ってるのすげえよなあ。

5月31日ということで2014年作品を消化。ふくろうず『マジックモーメント』がサイコー。

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the pillowsのカバー「ハイブリッドレインボウ」もステキである。

金曜日。『13の理由 シーズン2』(2018)を見終わった。

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止まらないいじめの連鎖。正直今後も続きそうな終わり方だったけど、これ以上は見たくないと思う、今は。いわゆる「ハッピーエンド」で終わらないというのがこの問題の核心をついているわけだけどもね。

Kanyeのアルバムリリースで世間はお祭り騒ぎ。ここぞとばかりに、溜め込んでいたビッグな新譜を一気に消化。まずはA$AP Rocky『Testing』。

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相変わらずイケイケ。最後の曲「Purity」のFrank Oceanもキレキレで素晴らしい。この曲だけでも聴く価値があるのでは?

そしてPusha TとKanyeのアルバム、両方聴いて思ったのだけれど、やはりクリエイターとしては彼は間違いなく傑物である。自分が蒔いた種(数々の暴言失言)をネタにしてセンセーショナルなリリックを書きつつ、トラックは彼らしさを存分に出した素晴らしい出来。もちろん賛否はあるだろうけど、そのような論議を常に自分の周囲で起こし続けているというのはやはり一つの才能。

土曜日は、仲間とBBQ。それ以外はなーんにもしなかった。

日曜日。Genaktionさんのヒップホップ・コミュニティ・セッションに参加。このような集まりごとに参加するのは初めてで緊張したけれど、結果的にすごく有意義な時間になってよかった。普段このような意見を交換する相手がいないぼくのような人間にとっては宝物のような時間だった。次回参加する際は自分の意見も述べれる要に思考を深めておかなければ。

↓最後に今週触れた作品のリスト↓

<音楽>

Ab-Soul『These Days...』(2014)

Amorphis『Queen of Time』(2018)

A$AP Rocky『Testing』(2018)

Bazzi『COSMOS』(2018)

Big L『Lifestylez Ov Da Poor and Dangerous』(1995)

Black Thought『Streams of Thought - Vol.1』(2018)

BTS『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』(2018)

Dorothy Little Happy『STARTING OVER』(2014)

Especia『GUSTO』(2014)

Five Finger Death Punch『And Justice for None』(2018)

FRank Logun『WEAPON X - EP』(2018)

Gucci Mane & Young Thug『The Purple Album』(2015)

Jinmenusagi『LXVE-業放草-』(2014)

Kanye West『Ye』(2018)

LEON a.k.a. 獅子『BEAT TO DEATH -EP』(2018)

Pusha T『DAYTONA』(2018)

Styles of Beyond『2000 Fold』(1998)

ふくろうず『マジックモーメント』(2014)

ゆるめるモ!『音楽よ回れ!! MUSIC GO ROUND ~ゆるBEST!~』(2018)

<漫画>

永椎晃平星野、目をつぶって。』10~11巻(2018)

<ドラマ>

『13の理由 シーズン2』(2018)

<書籍>

西野七瀬 1stフォトブック わたしのこと』(2018)

渡辺梨加 1st写真集 饒舌な眼差し』(2017)

星野みなみ 1st写真集 いたずら』(2018)